HAZARD~混沌~
@mugen_tomi
第0話 最初の邂逅
バンに乗った、肌が小麦色に焼けた屈強な男性が何処かの街の郊外を走っていた。
屈強な男は額の汗を拭いながら
「Why is it so hot today!~なんで今日はこんなに暑いんだ!~」
と苦言を漏らした。
「On a day like this, I'd love a cold beer...~こんな日は、冷たいビールが飲みたい...~」
暑い日には飲み物が欠かせない、それはそうだ。
〖I'm starting to sweat.Let's go home.~汗が出てきた。家に帰ろう。〗
帰路につこうと考え、アクセルを踏む足を強めた。
街が間近に見えた。
ふと、横を見るとそこには傷だらけの男が立っていた。
屈強な男はバンを降り、その男に声を掛けたが…
「Hey, what's up?~おい、どうした?~」
傷だらけの男からの返答はなかった。
そのままにしておくのも仕方なかったので、屈強な男は携帯を手に取り電話を掛けた。
「Excuse me. Around the entrance to the city.A man with scars standing...~すみません。街の入り口付近で傷だらけの男が立っていて…~」
電話の相手に傷の具合を確認するように言われ男が居た方に目線を送ると
「…?Where did they go?~どこに行ったんだ?~」
そこには誰もいなかった。
だが、地面に血が付いていた。
屈強な男は血に気を取られて背後の傷だらけの男に気づかなかった。
…
男は噛まれてしまった。
そして、傷だらけの男と同じ存在になってしまった。
HAZARD~混沌~ @mugen_tomi
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