第2話 かわいい黒猫
地面に視線を落とすと、そこには可愛い黒猫がいた。黒猫は俺が気付いても特に逃げようとしない。多分人を怖がってはいないのだろう。もしかしたら人間が好きな人懐っこいやつかも知れない。
俺は猫を意識しながらゆっくりと近付いていく。何を隠そう、俺は猫が大好きだ。だけど飼ってはいない。最近は猫と触れ合っていないので、激しい猫成分不足を感じていた。このまま行けば久しぶりになでる事が出来るかも知れない。
ある程度距離を縮めていくと、流石に黒猫も俺に気付いてじっと見つめてきた。その黄金色の瞳はまるで魔力を秘めているかのようだ。まだ全く警戒しているような素振りは見られない。これは行けるか? 久しぶりになでられるのか?
ある程度まで接近したところで、俺は難しい決断を迫られる。ここで判断を間違えたら、多分あの猫は俺を見捨てて逃げてしまうだろう。それは避けたい。何とかして好かれたい。
だから――。
しゃがんで呼びかける
https://kakuyomu.jp/works/16817330648988682894/episodes/16817330648991030852
このまま近付こう
https://kakuyomu.jp/works/16817330648988682894/episodes/16817330648992178547
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