鼻につかない超ハイスペック主人公

まず異世界にて活動する前の導入部分がよい。
その部分がしっかりと書かれていて、主人公のキャラも異世界にてどうしたいのかもスッと頭に入りお話に入り込めます。
人によっては小難しくかんじることもありそうですが、ざっくり把握していればストーリーを読み進めるにおいて問題ないのでそこがネックで読めない、読みにくいということはありません。
(導入部分以降のストーリーでもちょくちょく補足のようなものがありますし)

種族設定がわりと話の根幹にかかわると思うのですが、そこがしっかりしているのでブレがない。
また、主人公がこんなにもハイスペックなのに鼻につかないのがほんとすごいなと思いました。
そこが読むにあたって安心感を与える要因だなと。

難点を上げるとすれば名前付き新キャラが一気に登場するタイミングがある為、覚えるのが大変と言った所でしょうか。
キャラが立っていない、というわけではなく、もりっと増えるのでキャラと名前が馴染む前に話が進んでしまうといいますか…。(これは私の読み方の問題かもしれません)

現時点ではまだ序盤といった印象があるので、今後の展開がとても楽しみです。

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