応援コメント

子供たちの聖地 8 *」への応援コメント

  • 夢(回想シーン)が覚めて、遠い昔と実父を斬ってしまったことを思い出したのでしょうね
    本当に夢で済んでいたらよかったのですが…

    姫さまも心配ですよね
    ティリオンさまの壮絶な過去をまだ知らないのでしょうから、何が彼をここまで追い込んでいるのか、気になるでしょうね

    作者からの返信

     はい、悲しく苦しい過去を思い出していたティリオン。
     本当に全部夢だったらよかったんですが。

     姫さまも心配しています。
     ティリオンの壮絶な過去をまだ知らないからですが、ティリオンのほうも、事が事ですから、事件のことは言いにくい。
     ましてや、姫のことが好きになってしまったら、余計にいいにくくなっているはずです。

     おっしゃる通り、姫は彼を助けたくて、とても気になっているのです。

  • 姫様がティリオンに起きた話を知るのはいつになるんでしょうかね…ことがことである以上、知るタイミングによっては、最悪な展開を予想してしまいます(゚-゚*;)オロオロ(;*゚-゚)

    作者からの返信

     そうなんです。
     事が事ですから、ティリオンも事件のことは言いにくい。
     ましてや、姫のことが好きになってしまったら、余計にいいにくくなっているはずです。

     おっしゃる通り、姫が知るタイミングによっては、最悪な展開になってしまいます。

  • いまだに苦しめられる過去のトラウマ。
    こんな状態で孤独な逃亡生活はさぞ辛かったことでしょう。
    今はティリオンくんのそばに姫さまとクラディくんがいてくれます。とても心強いですね。

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     はい、ティリオン、過去のトラウマに苦しめられているでしょうねー。
     そして長年騙されていたと知り、罪を犯して、孤独な逃亡生活。
     辛かったと思います。

     おっしゃる通り、今は、姫とクラディがそばにいてくれますが、平和会議での演奏のこともあります。
     本当の素姓はもちろん隠したままですし、心から安心できる状況とは言えないかもしれないです。

  • 地獄

    作者からの返信

     はい、ティリオンは複雑な過去を持っています。
     
     実の父親は、アテナイ・ストラデゴスであるテオドリアス・アルクメオンです。

     母親のタラッサ・エレクテイスは、このテオドリアスと恋人同士でしたが、タラッサの父親に仲を引き裂かれてしまいました。

     そして、父親の決めた別の男と結婚したのですが、そのときに、お腹にティリオンがすでにいることを知らずに、結婚しました。

     妻が自分の子ではない子供を産んだらどうなるか。
     法律上のタラッサの夫は、ティリオンを虐待することで、うさを晴らしていたのです。

     ティリオンの幼い頃は地獄ですよねー。

  • 聖地というタイトルがアイロニックに聞こえました
    鳥辺野や荒野、黄泉平坂ですね(ᐡ´ඉ ̫ ඉ`ᐡ)
    ローマでも乳幼児の生存率が20〜30%って言われていたらしいですからね。
    日本でも753は神の授かりものから人間になる祝ですから推して知るべしなのでしょうね
    結果的に成人できたティリオン君は、亡者の魂に取り憑かれた感じになったのでしょうか?

    悲しいお話でした(-人-〃)祈

    作者からの返信

     そうです、そうです。
     アイロニックな鳥辺野や荒野、黄泉平坂です。
     自ら子供を捨ててるんですからねぇ。

     おっしゃる通り、そのころの乳幼児の生存率は、低かったです。
     日本の753も、子供がここまでなんとか生き延びられてのお祝い、だったですからねぇ。

     ティリオンは子供の時、不幸な時代を過ごしていたことがあって、それがまだ尾をひいているので、ちょっと憑りつかれたっぽいか。

     あるいは、スパルタ人が本当にタイゲトス山に弱い子供を捨てていると知って、トラウマになっている自分の過去を思い出してしまったという、心理的な問題か。
     ですねー。

     ティリオンの過去は悲惨な部分があるので、このパートは悲しいお話になってしまいました。

    編集済
  • やだ怖い
    鳥肌止まんない
    ほんとに……
    この山いや〜〜〜!!!

    アフちゃん、クラディくん、ティリオン様をあたためてあげて!

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     この山、いやですよねー。
     捨てられた、たくさんの赤ん坊の骨が散らばっているかも。
     いや、赤ん坊なら、骨も残らないかもしれないですね。

     アフちゃんとクラディくんが、ティリオンを包んであたためてやってほしいですよね。

    編集済
  • 思っていた何倍も壮絶ハードでした⁝(ᵒ̴̶̷᷄൧̑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝
    ティリオン。。。
    そして実の父とのすれ違いが、なんとも悲しいのです。。。

    作者からの返信

     はい、ティリオンは非常に不幸な生まれでした。
     あとの『氷の剣士』の章でも、オレステス将軍から少し説明が出ますが、実父テオドリアスと母タラッサが、タラッサの結婚前に関係を持って、それと知らずにタラッサが結婚したあと生まれたのが、ティリオンです。

     なので、法律上の父親はタラッサの夫、ということになってしまいました。

     母親のタラッサ・エレクテイスは、事情があって(外伝)ティリオンが6歳のときの、エレクテイス当主殺害事件のあと、ほどなく自殺しています。

     なので、ティリオンがいくら呼んでも、母を連れてきてやることはできなかった。
     実父のテオドリアスは、瀕死のティリオンを生かすために、嘘をついて騙してしまったのです。

     ティリオンを想って、ティリオンに生きてほしいがための、やさしい嘘。
     それ以外にも、隠し続けた理由が実はあったのですが、(外伝)本編ではそう思っていただければOKです。

     そして、ティリオンの深く傷ついた精神の様子を見ていた期間は、そのまま、彼を騙し続ける期間になってしまいました。
     十一年もの間、母が生きていると騙されていたのも事実です。

     そして、悲しいすれ違いによる事件が、起こってしまったんです。

     虐待していた医師の父は殺害され、母タラッサは自殺し、誤解がもとで、実父テオドリアスを斬ってしまったティリオン。

     すべての真相を知ったとき、彼は何を思い、自分を許すことができるでしょうか。

    編集済
  • 辛い、ね……。
    照り温玉……。
    まだ、あの事件を、生まれを、騙されたことを数々の不幸を苦しみを、消化することができない。

    思い出せない……、あの人々の慈しみを……。

    作者からの返信

     照り温玉、つらいです。

    >まだ、あの事件を、生まれを、騙されたことを数々の不幸を苦しみを、消化することができない。

     そうなんです。
     照り温玉自身の中でも混乱があります。

     アテナイの人々のあの慈しみは、本当に嘘だったのか、手紙のように騙されていたのか。それとも……
     整合性がとれていないのです。

  • 悪夢から覚めたティリオンですが彼の抱えるトラウマは根が深い様子…。
    今は姫様とクラディウスが支えてくれていますが、アテナイからの追手のことを考えると気が休まりませんね。
    これからのスパルタの生活で、彼が罪を犯した自分を許せるようになるとよいのですが…。

    作者からの返信

     はい、悪夢から目覚めましたが、ティリオンのトラウマは根が深いです。

     姫とクラディウスは、ティリオンがアテナイで何をしてきたか知らないですが、力づけようとしてくれています。

     アテナイからの追っ手のことを考えると、ティリオンは自然と、幼い自分の受けた虐待や、恐ろしい出来事。
     そして、感情を抑えきれず、頭の中で整合性がとれぬまま、犯してしまった大罪を思い出してしまうのかもしれないですね。

     これからのスパルタの生活で、彼はどうなるのでしょうか。

    編集済
  • 壮絶な過去編でしたね。

    それよりも……山の雰囲気(?)に気持ち悪がっているクラディウス。
    ちょっとかわいいかも?
    やっぱり、スパルタも心霊現象には勝てないのかな(*´ω`*)

    霊的なものなのか、地形的な……有毒ガスとか地場が悪いとか……?

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     そうなんです。
     ティリオンの過去は壮絶なものでした。

     山の雰囲気(?)に気持ち悪がっているクラディウス、かわいいですか、ありがとうございます!

     今は科学で証明できることも、当時は何かの呪いとか、迷信とかが強く信じられていたので、ムッキムキのスパルタ人でも、腕力で殴ったりして何とかできないものは恐れたんでしょうねw

     今回、霊的なものをちょっとにおわせていますが、具体的に超自然的な事象は起こらなですよん。

     ちょっとした勘とか、占いとか、気持ち悪い場所とか、人の心理にかかわっているかもしれない、怪談話のようなものですねww

  • なんという悲劇…
    久々に一気読みしました(TдT)
    幼さ故の誤解のために、自らの手で愛を葬り去ってしまうとは(;_;)
    悲劇に悲劇は集まる。
    ティリオンの心の傷が癒える日が来るのか心配です(TдT)

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     一気読み、ありがとうございます!

     アテナイ・ストラデゴス=テオドリアスは、ティリオンの命を救いたいがために、長年嘘をついて、騙してしまいました。
     そして、テオドリアスは、ティリオンの実父で間違いありません。

     ティリオンを虐待したエレクテイス家の当主は、妻が別の男の子供を……つまりテオドリアスの子供を産んだのを知って、その子供=ティリオンを虐待していたのです。

     18歳になって、ある事情から誤解したティリオンは、善意と愛情を向けてくれた実の父、テオドリアス・アルクメオン(アテナイ・ストラデゴス)を斬って←しまったわけです。

     自分でも、六歳の時に見た事件の記憶と、引き取って優しくしてくれた父テオドリアスの記憶、母の死を隠して騙された、という事実に整合性がとれず、苦しんでいます。

     ティリオンの心の傷が癒える日が来るのでしょうか。

  • 過去編、惹きつけられましたねえ。
    善意と愛情しか向けられてこなかった相手を死なせてしまったことは、トラウマなんて言葉じゃ言い表せない感情だろうなと。

    作者からの返信

     ティリオンの過去編は、どうしても暗くなってしまうので、惹きつけられました、と言っていただけて、ほっとしました。

     誤解によってティリオンは、善意と愛情を向けてくれた実の父、テオドリアス・アルクメオン(アテナイ・ストラデゴス)を斬って←しまったわけです。

     自分でも、六歳の時に見た事件の記憶と、引き取って優しくしてくれた父テオドリアスの記憶、母の死を隠して騙された、という事実に整合性がとれず、苦しんでいます。

    編集済
  • ティリオンの幼少期ハードです。

    父親が完全に悪いと言えないのがなんとも……。

    それに幼少期の心の傷で病んでいそうな気がします。

    アフロディア姫やクラウディウスとの交流で少しでも心が癒えれば良いのですが。

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     そうなんです。ハードなんです。
     アテナイ・ストラデゴス=テオドリアスは、ティリオンの命を救いたいがために、嘘をついて、騙してしまいました。
     そして、テオドリアスは、ティリオンの実父で間違いありません。

     ティリオンを虐待したエレクテイス家の当主は、妻が別の男の子供を……つまりテオドリアスの子供を産んだのを知って、その子供=ティリオンを虐待していたのです。
     そのあたりの詳しい事情は、後の章「氷の剣士」で明らかになってきます。

     おっしゃる通り、ティリオン、幼少期の傷で病んでます。
     アフロディア姫やクラウディウスとの交流で傷が癒えてくれればいいのですが。

    編集済
  • ティリウスにこんな過去があっただなんて。
    そう思うと、アフロディアと出会ったことは本当に良かったなと思いました。
    ティリウスに、信頼できる人がそばにいてほしいです。

    作者からの返信

     はい、そうなんです。
     アテナイ・ストラデゴス=テオドリアスは、ティリオンの命を救いたいがために、嘘をついて、騙してしまいました。
     そして、テオドリアスは、ティリオンの実父で間違いありません。
     そのあたりの事情は、後の章「氷の剣士」で明らかになってきます。

     テオドリアスは、息子ティリオンを愛していました。
     しかし不幸な誤解がかさなって、ティリオンは、父テオドリアスを斬ってしまった。

     ティリオンは、幼い頃の途切れ途切れの記憶と、母に会わせる、と長年騙された事実と、財産横領の疑いを持って、感情的になってしまったのでてす。
    (詳細は、外伝、にあります)

     が、アルクメオン家に引き取られたあと、父テオドリアスに可愛がられた思い出もあり、それらに整合性がとれず、何が真実かわからず、苦しんでいる状態なのです。

     おっしゃる通り、姫に出会えたのは、ティリオンにとって良かったかもしれないですね。
     強引だけど、太陽みたいな姫ですから。
     信頼できる相手でもありますよね。

  • ティリオン、これは辛いですね。
    実父、養父、母、全員にそれぞれ事情があるんでしょうけど……。

    姫と会えたのは、ティリオンにとってはすごく良かったのかも!
    ちょっと強引だけど、太陽みたいな子ですもんね。
    と思いながら続き楽しみに読ませていただきます。

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。

     アテナイ・ストラデゴス=テオドリアスは、ティリオンの命を救いたいがために、嘘をついて、騙してしまいました。
     そして、テオドリアスは、ティリオンの実父で間違いありません。
     そのあたりの事情は、後の章「氷の剣士」で明らかになってきます。

     テオドリアスは、息子ティリオンを愛していました。
     しかし不幸な誤解がかさなって、ティリオンは、父テオドリアスを斬ってしまった。

     ティリオンは、幼い頃の途切れ途切れの記憶と、母に会わせる、と長年騙された事実と、財産横領の疑いを持って、感情的になってしまったのでてす。
    (詳細は、外伝、にあります)

     が、アルクメオン家に引き取られたあと、父テオドリアスに可愛がられた思い出もあり、それらに整合性がとれず、何が真実かわからず、苦しんでいる状態なのです。

     おっしゃる通り、姫に出会えたのは、ティリオンにとって良かったかもしれないですね。
     強引だけど、太陽みたいな子、はい、その通りなんですw

     楽しみにしていただいて、ありがとうございます!

    編集済
  • なんだかしょんぼりしてしまいましたね。

    テンションが下がってしまったので、勝手に感情移入キャラランキングを開催します。別名、好きなキャラクターランキング!

    1位 アフロディア姫……一途でとてもかわいい! そして猛獣のようにパワフルで炎のように情熱的なところも好きです。
    2位 兄王様……賢い! 有能! そして強い! 世紀末覇者のようなお方。私の中では兄王様が主人公なのでは? と思うこともしばしばありますw
    3位 ティリオンの父……ここに来て一気に急浮上だぁ! 本当はここでクラディだったのだけど、今回の話で一気に株が上がりました。今までは、ティリオンに斬られたよくわからん偉い人、という認識だったのに! しかも名前を憶えていない!

    作者からの返信

     wwwごめんなさーい、しょんぼりさせてしまって。
     しかし、ここは避けて通れない場所でしてー。
     申し訳ないです。

     アハハ、ランキングですか。
     男性のかたは、アフロディア姫が好きなかた、多いです。
     だってこの『ギリシャ物語』、女性でまともに出てくるのは、アフロディア姫だけだしぃww。
     あとは、男ばっかり。
     だって、古代ギリシャは男社会なんですよー。

     なので、登場人物に男、多いので、女性読者が多いのかなあ。

     女性のかたで、『ギリシャ物語』から先に読まれたかたはクレオンブロトス王がお好きなかた多いです。

     外伝、から先に読まれたかたは、フレイウスかティリオンかパトロクロス。
     あるいはティリオンの父のテオドリアスが好きなかたも多いですね。

     Ⅱのほうは、女の子、アフロディア姫以外にも出てきますよん。

  • アフロディア、恋する女の子の洞察力ですね(*‘ω‘ *)
    でもティリオンが打ち明ける機会はあるのかな、今の所は全く想像がつきません。
    ティルとクラディは愛称で呼び合う中になりましたか。こちらの結びつきも頼もしいです。いざとなったら頼もしい協力者になってくれそう。

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     ですよねー。
     恋する女は色々と考えます。
     ティリオンが自分の罪を打ち明ける機会は来るのでしょうか。

     ティルとクラディは愛称で呼び合う仲になりましたね。
     おっしゃる通り、いざとなったら、頼もしい協力者になってくれそうです。

  • ああ、愛する殿方のために心配するしか出来ない身がもどかしやっ

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     テッちゃん、姫にも詳しい事情を話してないですからねぇ。

  • ティルとクラディ。二人は愛称で呼び合うまでに仲良くなっていたのね。頼れる恋敵ってなんだかいいな。

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     姫さまだけでなく、ティルとクラディも、すっかり仲良しの友達になりました。
     恋敵だけど、ふたりとも、素直で優しいので、気が合ったようです。

  • アフロディアにもグラディウスにも簡単には話せないですね

    作者からの返信

     ですよねー。
     アテナイ・ストラデゴスといえば、国トップと言っていいですから、そんな人物を斬ってきた、とはなかなか言えないですよね。
     しかも父親ですしね。

  • 夢を見てたんですね。
    なるほど。
    この山はなにかあるんだろうか?
    不思議な山だな。

    作者からの返信

     はい、ティリオンはアテナイで起きた、過去の夢を見ていたようです。
     タイゲトス山は、スパルタ式訓練に耐えられそうにない、虚弱児を、いらないもの、として、スパルタ人が捨てていた山です。
     この山に近づくと、捨てられて死んだ不幸な子供が、悪夢を見せる、という噂になっていたようですね。

     この、虚弱児を捨てる、というスパルタ独特の掟は、史実で、たくさんの子供が、弱いから、と捨てられたようです。

  • 難しいのかもしれないけど、やっぱりティリオンさんには幸せになってほしいと思ってしまいます。゚(゚´Д`゚)゚。

    作者からの返信

     ティリオンの幸せを願ってくださって、ありがとうございます!
     ティリオンはこの先、どうなるのでしょうか。
     ティリオンを愛する姫は、どうなるのでしょうか。

  • タイゲトス山はそんな曰くがあるんですね…ティリオンの心の闇が戻ってきてしまったのはそのせいでしょうか。
    その点、アフロディア姫は心身共にすごく健康そうで安心感があります。。その点でもこのお二人はとてもお似合いだと思います🙏🏻

    作者からの返信

     スパルタ人が、タイゲトス山に、弱い子供を捨てていたのは事実です。

     ティリオンの心の闇が戻ってきてしまったのは、タイゲトス山のせいか、平和会議で琴をひかねばならなくなり、フレイウスに発見されるかもしれない、という危機感せいか……

     姫は、のびのびと育ったようですね。
     女子も戦士とするスパルタは、しとやかさ重視の他ポリスより、女性に自由があったのかもしれません。

    編集済
  • まず、事実を知らないティリオンが、哀れです。
    しかし事実を知れば、今以上に苦しむでしょうね。

    作者からの返信

     そうなんです、ティリオンは真実を知らず、誤解したままです。
     ただ、ティリオンのまわりの皆が、11年間、彼に母の死を隠し続けていたことは、事実なんです。

     その理由のひとつは、ティリオンの心の傷があまりに深く、6歳の頃、母を呼んで、衰弱死寸前までいったので、それを気遣ったこと。
     そして、実は、理由はそれだけではないのです。
    (そのもうひとつの理由については、本編の本筋から離れてしまうので、外伝、で語られています。)

     ともかく、おっしゃるように、真実を知れば、ティリオンはもっと、苦しむことになるでしょうね。

  •  ティリオンの背負っているものが重すぎる、可哀そうなんて言葉だけでは足りないです。

     幼少の頃にこれだけ酷い目に合うと心の傷は深いですよね。

     ところで、スパルタ教育という言葉は広く知られていると思いますがタイゲトス山の話は初めて聞きました。そんな酷いことがあったのですね。他民族を奴隷にしたり皆殺しにしたりとかはよく聞きますが同胞をそんな目に合わすなんて思いもよらなかったです。

     ギリシャの歴史は読んだことがないですがますます興味がわきました。

    作者からの返信

     はい、ティリオンは不運な生まれです。

     後の「氷の剣士」の章で、ティリオンの生まれについては、説明がでてきます。
     それでも納得いかーん、と思われるようでしたら、外伝、では、もっと詳しく事情がわかるようになっています。
     (お客引きぃー♡( ∀`*ゞ)テヘッ

     ティリオンの心の傷は深く、そのため、ある出来事から(外伝)、誤解が生じ、罪を犯すことになってしまいました。

     タイゲトス山の話は、史実です。
     彼らは新生児の選別を行って、スパルタ戦士になれそうにない子供を、タイゲトス山に捨てていました。

     タイゲトス山のことは、スパルタ独自の掟ですが、他民族を襲ったり、奴隷にしたりするのは、スパルタだけではなく、他のポリスもやっていました。
     現代の基準で考えれば、酷いですが、そういうのが当たり前の時代だったようです。

  • なるほど、これ程の事とは……
    ティリオンの心は、なかなか救われそうにないね。

    作者からの返信

     はい、6歳の時、ならず者らに襲われ、その衝撃のさめやらぬ、すぐ後に、エレクテイス当主が殺された血の惨劇の現場を見ています。
     ティリオンの見たのは、血の付いた短剣を持って、エレクテイス当主にかがみこんでいる、優しかったおじさん=テオドリアス・アルクメオン、すなわち、アテナイ・ストラデゴス。
     6歳の幼い心と体は、その衝撃に耐えきれず、壊れかけました。

     父親テオドリアスも「母に会わせる」と嘘をついて、ずっと騙していたことは事実なんですが、衰弱死寸前のティリオンの命を、どうしても救いたかったのでしょう。

     本当のことを知ったとき、ティリオンはどうするのでしょうか。

  • どの程度の噂かわかりかねますが、捨てられた子どもたちの恨みは深いでしょうからね…。信ぴょう性高そうですね…。
    その上に成り立つスパルタ、か…。

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     怖い噂は、信じる信じないは別として、広まりやすいですからね。
     育てる価値なし、として捨てられた子供の恨みは、確かに深そうです。
     スパルタのこのシステムが始まってから、ずっとだとすると、かなりの数の子供が捨てられているでしょう。
     厳しい掟です。

  • なかなか、ティリオンの背負ったものが重たいですね。
    どちらが実父でどちらが偽父であったのか。
    母の死を知ったのがショックだったのか。
    それとも、6歳の時に既におかしくなっていたのか。

    自らの運命と罪の重みに慄くティリオンは憐れですが、それでも、まずは、何が真実であるかに向き合わなければ、救われる事はないのではないでしょうか。

    作者からの返信

     ティリオンはかなり不運な生まれで、背負ったものは重たいです。
     6歳までは、かなりの虐待を受けていたようです。

     さらに、6歳の時、ならず者らに襲われ、その衝撃のさめやらぬ、すぐ後に、エレクテイス当主が殺された血の惨劇の現場を見ています。
     ティリオンの見たのは、血の付いた短剣を持って、エレクテイス当主にかがみこんでいる、優しかったおじさん=テオドリアス・アルクメオン、すなわち、アテナイ・ストラデゴス。
     6歳の幼い心と体は、その衝撃に耐えきれず、壊れかけました。

     実は、このあたりは外伝のほうが詳しいのですが、本編でも、後で説明部分が出てきますので、お付き合いください。

  • 何て不幸な過去でしょう。
    恐怖のあまり優しいおじさん(実の父)すら敵に見えてしまったのですね。
    6歳で虐待されていたら、そうなってしまっても仕方ないのかも。
    彼が父親を殺した背景には、この時に植え付けられた誤った記憶があったからなのですね(´;ω;`)
    幼いティリオンを生かすために嘘をついた父のことを、彼が知る日はあるのでしょうか?

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     はい、恐怖で混乱してしまったようです。
     虐待されていたことも、大きな原因のひとつでしょう。
     彼が父を斬ってしまったことは、この時の、混乱した記憶も後押ししたかもしれません。
     ティリオンは、真実を知るときが来るのでしょうか。
     そのとき、彼はどうするのでしょうか。