第2話 おまけのもう一品

今日、良いことがあった。


会社帰りに立ち寄る行きつけの定食屋のおばちゃんが、一品おまけしてくれた。


「これはおまけ。食べて栄養とらな」


1人暮らしの俺の心に響いたのは、このどこか懐かしく、温かい言葉だった。


それだけのことだ。


でも今夜は多分、よく眠れると思う。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

人間っていいもんだ、な話 一之森 一悟朗 @obake_dr

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ