第79話 PV爆増の奥義?ベンチマーク戦略

 俺の名前は月本招(つきもとまねき)。

 もちろん偽名だ。



 さて、もうすぐカクヨムコン8の発表の時期だと思うのだが、現実を叩きつけられたらさすがに俺でもちょっとは凹むと思うので、書けなくなる前に創作論をもう一本書いておこうと思う。


 いや、でも書くだろうなぁ。

 だって、カクヨムコンなんて創作論のネタとしては鉄板中の鉄板だし(ΦωΦ)フフフ…


 まぁ、ゲスい月本の頭の中は置いておいて、早速今日もいってみよう!



▼PV爆増の奥義?ベンチマーク戦略


 今回は久しぶりに創作論っぽいことを書いてみる。

 

 webの世界では「ベンチマーク」という言葉が割とよく聞かれる。

(月本の本業は一応webのディレクターなのだ)

 

 ここでいうベンチマークとは、いつものようにググってみると、

 

「基準」を意味する単語で、ビジネスでは「目標とする指標」「比較対象とする指標」の意で使われる。


 とある。

 

 フフフのフ。まぁ俺のイメージも大体同じなのだよ。

 ……いや、ほんとにさ(;・∀・)

 

 

 webの場合で多いのは競合他社(ライバル企業)のwebサイトをベンチマークして、差別化を図ったり、いいところ(例えばUIとか出稿広告媒体とか。興味がある人は調べてみよう)はこっそりと参考にさせてもらったりと、そんな感じで活用することが多い。


 では、カクヨムにおける、俺たち物書きのベンチマークって一体なんだろう?

 俺が思うに、「実績をあげている人」である。



 例えば、Aさんという人がいたとする。

 Aさんは3カ月前にカクヨムにやってきたけど、初投稿作品であっという間に★4桁を叩き出し、今ではすっかりランキング上位に位置している。

 

 一方の月本くん(仮名)はカクヨムに投稿し始めてからもう9ヶ月が経とうとしているのに、いまだにランキング入りもできず、読まれたいのに読まれないと日々悩んでいる( ;∀;)カナシイネ



 カクヨムにおけるベンチマーク対象は主にマーケティング(ここでは立ち回りを指すよ)の参考にするのがお勧めだ。


 作品自体を参考にすることもできなくはないけど、参考にするのは作品自体と言うよりはタイトルやキャッチコピー程度にとどめておくべき。作品はやっぱりオリジナルで勝負でしょ。パクるとか論外だぞー。

 

 てなワケで繰り返しになるが、最も参考にするべき点は彼らの「マーケティング=カクヨム内での立ち回り方」なのである。


・Aさんが普段どのくらいの頻度で投稿しているか

・近況ノートはどれくらいの頻度で書いているか

・近況ノートを書いたらどれくらいのいいねがつくのか

・どんな人と仲がいいのか

・どんな人をフォローしているか、またフォローしている数は

・レビューはこれまでにどれくらいつけているか

・レビューコメントはどれくらい書いているか

・自己紹介にはどんなことが書いてあるのか

・Twitterをやっているかどうか

・Twitterをやっているなら、普段どんなことをつぶやいているのか

・Twitterのフォロワー数は

・他にどんな作品を書いているのか。またそのジャンルはどんなところか

・他の投稿サイトに登録しているかどうか(これは自己紹介などに書いてなければわからないこともある)


 などなど、Aさんのプロフィールページを見に行けば情報は山のように眠っているのだ。



 もう一つ例を挙げてみる。

 月本くん(仮名)が客観的に見て、自分と同じくらいの筆力だと思っているBさんがいるとする。

 

 でも、Bさんは一日1000PVを超えていて、月本くんは一日100PVに届くかどうか。

 この差は一体どこから生まれてくるのだろう?


 その差を生み出している要因として考えられるのが普段の立ち回りである。



 できればベンチマークとする対象は短期間で成果をあげた人がいいと思う。

 直近3ヶ月~半年くらいで成果をあげた人とかもってこいだよな。

 

 一方、長い間やっている人は今までの蓄積があるし、人脈やコンテスト受賞経験など他に評価につながる何かを持っていることがあるかもしれないので、ベンチマークにするには向いていない気がする。


 で、そんなベンチマーク対象を3人くらいでいいのでチェックしていくと、自分に足りないところが見えてくるはずだ。



 え?どうやってそんな対象を見つければいいんだって?

 

「ったく、それくらい自分で考え……(ㅍ_ㅍ)ジトー」


 はっ!おっと危ない。気を抜くとすぐに素の月本が顔を出しちゃうぜ(ノ≧ڡ≦)テヘペロ


 

 それなら簡単。

 自分が書いている作品ジャンルのランキング上位を上から見ていけばいい。

 で、3ヶ月~半年以内にカクヨムに入った人をチェックしていくだけ。


 カクヨムの場合はプロフィール欄の名前の下に


「2023年1月1日に登録」


 みたいに表示されているから、いつからカクヨムに来たかが一撃で分かってしまう。

 それで、短期間で上位に行っている人の立ち回り方を参考にすれば色んな事が見えてくるはずだ。



 ただし……


「ねぇ、月本」


 ん?どうした?


「私がベンチマークしている人なんだけどさ。近況ノートもTwitterもレビューもつけてないみたいなんだけど」


 ……

 悲しいお知らせだ。キミのベンチマークのお相手は紛れもない天才だ。参考にしてはいけないぜ(;・∀・)



 ってこともありうるので、参考にすべき点がありそうな相手かどうかはしっかりと見極めよう。



 さて。今回の話だが、実は俺もこれからやろうと思っていることだったりする。

 漠然と考えていたところはあるんだけど、書く方でいっぱいいっぱいでなかなかマーケティングまで手が回らなかったというのが正直なところ(^^;



 でも、しっかりとベンチマークを参考にしていけば、自分の弱点を浮き彫りにすることができるだろう。


 そして、同時に思うはず。


「俺ってまだまだ努力が全然足りねぇじゃん……=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)」と。



 やっぱり結果を出している人はすべからく努力をしているのだ。


 一部の天才たちは作品のみを評価されて一気に上位に食い込むってこともあるかもしれないけど、多くの人はカクヨムの壁にぶち当たるはず。


 だからと言って諦めるか。

 それともひたすらもがき、策を講じてのし上がるか。



 もちろん、カクヨムに作品を投稿している以上、沢山の人に読まれたいよな。

 そして、そう思うのなら色々試してみた方が見えてくるものが多そうである。

 

 てなワケで、俺もぼちぼちカクヨムマーケティングに本腰を入れていこうと思っているのだ(ΦωΦ)フフフ…



 で、成果が出なかったらまた別のことを考えよっと(^^ゞ

 うん、月本は今日も能天気なのである。



★月本のひとり言


冒頭でも書いたけど、そろそろカクヨムコン8の最終発表がありそうだ。


俺も一応短編が2本残っているので、もちろん何かの賞に絡んで欲しいとは思っているけど、そこを除いても誰が受賞するのかって考えるだけで発表が今からが楽しみなのである。


主に短編だけど、上位の作品はそれなりに読ませてもらったし、たぶん今までに絡んだことがある人の中で受賞する人が出てくると思うので、そうなったらめちゃくちゃ刺激になることは間違いない。


カクヨムコン8は中間までは読者選考だけど、最終選考はもちろん実力勝負なので本当に楽しみだよなぁ(*^-^*)


できれば、作家仲間さんに獲ってもらえたら嬉しいけど、さて結果はどうなることやら。


発表は昨年と同じなら5月25日(木) 12:30である。

お昼過ぎの近況ノートやTwitterに注目だー!

ただ、予想が外れたらスマヌ(・.・;)


たぶん、5月26日(金)の0:08にその辺りのことを取り上げた創作論を公開すると思うので、よかったらまた見に来てね。



▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△


ここまでお読みいただきありがとうございます(≧▽≦)

もし、月本にこんなことを書いて欲しいなどのリクエストがありましたら気軽にコメントください。


ご質問・ご感想もお待ちしています!



↓が月本のメイン作品です。よかったら読んでみてください(,,>᎑<,,)


ファンタスティックアベンジャー~呪われた人生に復讐するために、時空を超えて集う者~

https://kakuyomu.jp/works/16817139558143902273

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