第32話 短編コンテストを振り返ってみるのだ

 俺の名前は月本招(つきもとまねき)。

 もちろん偽名だ。



 俺は画面を見つめて呆然としていた。

 PCのF5キーを連打するも何も変わらない。


 業を煮やした俺は、画面検索で自分の作品名を打ち込んでみる。

 件数は0。



「落ちてんじゃーーーーーーーーーん( ;∀;)ウワァァァァン」



 そう、先日発表された「ツクール×カクヨム ゲーム原案小説オーディション2022」コンテストの中間選考結果発表のことである。



 てなワケで、月本のコンテスト初参加はほろ苦い結果に終わった( ;∀;)シカタナイ


 しかし、「あー、ダメだったかー」で終わるか、「次こそは必ず!」と思うかで今後の展開が変わると信じたい。


 それにしても、前回爪痕を残すとかほざいていたのはどこのどいつだろう。

 ……うん、もちろん俺である( ;∀;)ゲンジツハキビシイ



 そこで、今回は「ツクール×カクヨム ゲーム原案小説オーディション2022」の振り返りを行いつつ、数字上で見えてきたものがあるので、その辺りも含めてちょっとした考察をしていこうと思う。



 まず、大前提として今回の中間選考結果発表に残った作品は、


・コンテストの応募要項に沿っている(テーマとかも含めて)

・審査員に受け入れられた作品(ゲーム案だし斬新なアイデアも重要っぽい)


 であることは言うまでもない。

 (何作かは読んだことのある作品も入っていた)



 通過作品の全てを読むことは今の俺の生活の中では時間が足りずに不可能なため、今回は表面の数字をさらってきて、そこから何かを見出そうと思った次第である。



 まず、以下の数字を見てもらいたい。

 この数字が意味するところとは?


①32.6

②11.4

③3.9

④7874.7


 答えはこうである。


①32.6(中間突破作品の平均獲得★の数)

②11.4(中間突破作品の平均フォロー数)

③3.9(中間突破作品の平均話数)

④7874.7(中間突破作品の平均文字数)


 今回のコンテストは1万字以内という縛りがあった。

 その上で上記の数字となったことを頭に留めておいてもらった上で先を見ていこう。



ツクール×カクヨム ゲーム原案小説オーディション2022

応募総数:1,967作品

中間突破作品数:187作品


 となっていることから、およそ1割近くの作品が中間選考まで残ったと言うことになる。

 これを多いとみるか少ないとみるか。


 他のコンテストを見ても、大体これくらいの割合で中間選考に残っているようなので、カクヨム的にも中間選考は約1割というところは目安に置いているのかもしれない。



 そして、次に今回の選考方法について。


―――――――

●選考方法

応募された作品の中から、ツクールチーム(Gotcha Gotcha Games)とカクヨム編集部による一次審査を経て最終選考を行い、受賞作品を選定いたします。


一次審査はツクールチーム、カクヨム編集部によって行いますが、その際に読者による評価を参考値として利用する場合があります。

―――――――


 ここには、ツクールチームとカクヨム編集部が審査をしてくれるので、読者選考はあくまでも参考であると書いてある。


 しかし……

 コンテストに初参加の俺はこの「参考」と言うのがどれくらいの参考なのかが全く分かっていなかった。応募要項にも「読者選考期間」と明記されているので、ぶっちゃけかなり重要なのではないかと思っていた。


 では実際のところはどうだったか。

 これは俺も調べてみて驚いたのだが、★0の作品が187作品中27作品もあったのだ。


 と言うことは、さすがに★0で読者選考は通らないと思うので、ここはほんとのほんとに参考程度。最後に2作が残って、そのどちらか1つに決めなければならない際などに読者選考の結果を参考にするくらいに見える。



 これは、このコンテストに限ったことかもしれないが、俺はとても良い試みだと感じた。

 編集部からしてみたら読者選考で、ある程度勝手にと言ったら語弊があるが、自分たちの労力を使わずに対象作品が絞り込まれる方が、審査する側からしてみたら相当楽だと思うからだ。


 それが、★0の作品がこれだけ中間選考に残っているということは、編集部は全ての作品にちゃんと目を通し、その結果この187作品が残ったと言うことである。


 編集部、1,967作品全部読むの大変だったろうなぁ。

 次回からは、そう言った想いを込めて、編集の人にもせっかくだから楽しんでもらえるような作品を! と、より思いを強くしてコンテストに参加したいと思う月本であった(*‘∀‘)イヤホントニ



 ちなみに他の項目。

 フォロワー数も★と同様の捉え方ができる。

 ここではあくまでも参考値にとどまるようだ。


 で、話数。

 うん、一応集計してみたけど、全然関係ないね。。

 ただし、★やフォロワーを稼ごうと思ったらある程度分けた方が見てもらう機会が増えるから、個人的にはある程度分けて出した方がいい気がしている。



 あとは文字数。

 今回は1万字以内という縛りがあったため、そこをクリアしていれば特に問題はない。

 ちなみに中間突破作品の中には1,000字以内と言う猛者もいたため、今回はいかにテーマに沿った発想で斬新な話が書けていたかと言う点が一つのポイントになったであろうことは想像がつく。

 

 ただ、平均はおよそ8,000字となったため、既定の8割程度は書いておいた方が無難だと思われる。



 もう一つ気になった点として、再挑戦作品や元々公開していたと思われる作品も中間突破作品の1割ほど(たぶん20作品くらい)はあったように思う。


 これは最終話がコンテストの募集開始日よりも前に投稿された作品を対象にしているのだけど、1万字以内の短編コンテストって割と見かける気がするので、日頃から書き溜めておくとこのようなコンテストに出せる機会も多そうだ。



 で、これが結構意外だったのだが、コンテスト内ランキングで上位に名を連ねていた作品が中間選考にあまり残っていないように思われること。


 今はそのランキングが見えなくなっちゃってるし、うろ覚えではあるんだけど、この結果を見ると今回はコンテスト内ランキングは全くと言っていいほど関係なかったと言えそうだ。


 コンテストによっても選考方法が異なるので、改めて応募要項を熟読してしっかり対策を立てる必要がありそうだと思った次第。



 ここで遅ればせながら、中間選考へとコマを進めた作品並びにその作者さん。

 本当におめでとう!!


 実は、このエッセイを読んでくださっている方の名前もちらほら見かけたのだ。

 手塩に掛けた作品のご武運を祈っている!




 さて、この辺りを受けて、いよいよメインイベントともいえるカクヨムコン8である。この話が公開されている頃には始まっているはずだ。


 参加総数は想像もつかないが、もの凄い数の作品がエントリーすることは間違いないだろう。

 

 俺は前々から「短編には参加したい」と書いてきたので、もちろんそのつもりで準備はしようと思っている。

 

 が、今回の結果を受けて少し考えが変わったところがある。


「……こうなったら一般(10万字以上の長編)に出してやろうか( ゚Д゚)」


 と言う気持ちが芽生えてきつつあるのだ。



 しかし準備不足は否めない。

 が、実は2万字までは書いてある作品があったりはする。


 でも、2カ月で残り8万字でしょ(;・∀・)

 いやー、現実的にかなり厳しいかな。



 そんな月本は今回の結果を受けて、来年の目標を1つ追加。


【何かのコンテストで1次を突破する】


 うん、初心者らしくてなかなかいい目標じゃないだろうか(๑>◡<๑)




▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△


ここまでお読みいただきありがとうございます(≧▽≦)

もし、月本にこんなことを書いて欲しいなどのリクエストがありましたら気軽にコメントください。


ご質問・ご感想もお待ちしていますー!



↓が月本の作品です。よかったら読んでみてください(,,>᎑<,,)


★長編メイン作品

ボクたちの転生狂想曲~呪われた少年と不思議なネコ~

https://kakuyomu.jp/works/16817139558143902273


★短編コメディ

その塾、動物の楽園につき

https://kakuyomu.jp/works/16817330650595141827


★短編ラブコメ

逆転レベルアップ~最弱使い魔とゲームの世界で冒険したら~

https://kakuyomu.jp/works/16817139559074788702

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