第11話 プロ(編集者)に作品を見てもらう方法
俺の名前は月本招(つきもとまねき)。
もちろん偽名だ。
前回は、俺が初めてコンテストに応募したという話をさせてもらった。
そこでも少し触れたのだが、俺の今年の目標は「編集の人に作品を読んでもらう(できれば感想とかもらってみたい)」である。
あまり言い過ぎるのもどうかと思うが、事実、俺は初心者である。
自分としては一生懸命書いているつもりではあるけど、ここが悪くて、ここはまぁまぁみたいな部分が自分でははっきり言って全然わからない。。
そこで、プロ(編集者)である。
プロはそれこそ毎日のように作品に触れている訳だし、売れると思った作品を世に送り出すという仕事をしているのだから、その目線で見た時にどうなのかと言うところは今後執筆活動をしていくうえでもぜひ聞いてみたいと思っている。
それを達成できるか否かで、今後の執筆モチベーションが大きく左右されると言っても過言ではない。
しかし……
友達に編集者でもいなければ、俺のような初心者が見てもらえる機会なんてそうそう得られるもんじゃない。
ならばどうするか?
そう、コンテストである。
コンテストによっては、全員に評価シートをくれるなんてのもあると聞く。
「いいじゃんいいじゃん! コンテスト最高ぉぉぉッ!」
と思ったりもしたのだが、おいそれとコンテストの度に10万字規模の作品なんて書ける訳もなく、悩む俺。
そんなある日、Twitterであるつぶやきに目が留まる。
「プロットコンやります」
と言う趣旨の内容だったと思う。
それはスニーカー文庫の編集者のナカダさんによる自主企画で、小説のプロットを応募して、その中からビビッと来たもの1作の書籍化を一緒に目指すというものであった。
ちなみに現在も開催中なので、気になった諸氏はチェックしてみることをお勧めする。
一応、「2022年11月30日(水) 23:59まで」となっているが、場合によっては早く締め切る可能性もあるとのことだったので、そこは気を付けよう。
(確か、Twitterには今の申し込みペースならおそらく期日通りに締める予定と書いてあったと思う)
【スニーカー文庫編集者】カクヨムプロットコンテスト【担当なります】
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330647869497553
「え? なにこれ? 編集の人が見てくれんの? むちゃくちゃいい企画じゃん……」
俺はスマホを持つ手を震わせながらつぶやいた。
思えばプロットもネットに書いてある記事をいくつか読んだだけで、ちゃんとした作り方は知らないのも、このコンテストに引かれた理由の一つ。
・プロットの練習になる
・プロ(編集者)に見てもらえる
・企画に参加している神(出版経験者)のプロットも見ることができる
つまり、俺にとってメリットしかない。
「よし、これに出す!」
俺はまたもや即決した。
このコンテストで苦戦したのは、お題が決められていることだった。
①現代ファンタジー〈悪のカリスマ主人公〉
②ラブコメ〈共依存もの〉
③異世界ファンタジー〈人類滅亡後の世界、人類以外の新人類が繁栄した世界〉
と言う、どれも一癖あるお題のため、自分の中で納得のできるアイデアがなかなか思いつかない。
一応、
④フリー枠 ①~③に当てはまらないアイディアがあれば。
⑤お祭り枠! 参加だけしてみたい!というお声を複数いただいたので設けました。
という救済措置もあったのだが、やはりメインのお題が設定されている以上は、その中で書いてみたい(その方が単純に可能性が高そう)と俺は思った。
で、2日くらいあーだこーだと考えてみたが、どうもしっくりこない。
①だと不夜城とか、IWGPみたいなイメージなのかな。現代ファンタジーはともかく、悪のカリスマってのがどうもムズイ。。
②の共依存がどういう状態なのか何だかピンとこない。白夜行しか頭に浮かばないぜ。。
③てか、これが一番ムズイんだよな。。かなりシチュエーションが限定されているから、異世界ファンタジーと言う設定だけどSF的なイメージしか湧いてこない。
悶々とした日々を送っていたが、俺はふと思う。
「②の共依存って、よく考えてみたら前に書いたあの話がまさにそうじゃん」
前にコンテストに応募した「逆転レベルアップ~最弱使い魔とゲームの世界で冒険したら~」と言う作品がまさに共依存そのものだと思った。
と言うか、今の俺の中でこれ以上の共依存は考えられない。
となれば、この話をベースに再構築するのが一番納得のいく内容に仕上げることができるのでは?
そう思った俺は、ひたすらにプロットを書いていった。
企画欄にはプロットの項目もきちんと書いてあったため、その内容を自分なりにわかりやすいと思える内容で埋めていった。
正直、時間はかかった。
毎日思いついては書き直しを繰り返して、10日くらいかかったと思う。
その間、プロットコンに応募している他の作品も見てみるのだが、どれも良く練られた設定で場違い感に襲われるが、別に失うものはないのだからと開き直っていた。
そうして完成したプロットが
異世界青春狂騒曲~クエスト失敗で即終了!?~
https://kakuyomu.jp/works/16817330657007510439
である。
これに関しては、プロットコンで落選したら、また一から小説として書いてみたいと思っている(このあと小説化したものが上記のURL)。
「最初から落ちることを前提としてなんて月本ダセーな(・∀・)」
と思われるかもしれないが、何百という作品が参加して採用は1作品のみなのだ。
そんなに甘いものじゃないし、今はきっと実力をつける時だからそれでもいいと思う。
それに、落ちる度に凹んでいたらそのうち書けなくなりそうだしさ(こっちが本音)。。
だから、コンテストに応募したら結果を気にせずに次の作品に取り掛かるって感じで常に目標を探してやっていこうと言うのが今の俺の考えだったりする。
ちなみに、カクヨムコン8にも参加しようか考えているところだが、「第15回GA文庫大賞〔後期〕」も気になっている。
こっちのいいところは何と言っても希望者全員に評価シートが送られるというところ。
いや、これはほんとにありがたい。
気持ちが揺らぐなぁ(ほわわ~ん)。
と言う感じで、最近はコンテストのことを考えているだけで結構楽しかったりする。
カクヨムコン8については、また次回書きたいと思う。
ではまた次回!
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ここまでお読みいただきありがとうございます(≧▽≦)
もし、月本にこんなことを書いて欲しいなどのリクエストがありましたら気軽にコメントください。
ご質問・ご感想もお待ちしていますー!
↓が月本の作品です。よかったら読んでみてください(,,>᎑<,,)
★長編メイン作品
ボクたちの転生狂想曲~呪われた少年と不思議なネコ~
https://kakuyomu.jp/works/16817139558143902273
★短編コメディ
その塾、動物の楽園につき
https://kakuyomu.jp/works/16817330650595141827
★短編ラブコメ
逆転レベルアップ~最弱使い魔とゲームの世界で冒険したら~
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