第10話 ど素人がコンテストに参加した結果(前回の続き)

 俺の名前は月本招(つきもとまねき)。

 もちろん偽名だ。



 前回は、俺が「ツクール×カクヨム ゲーム原案小説オーディション2022」への参加を決めた経緯と、どんな感じで話を書いていったかについて書かせてもらった。


 今回はその続き。



 2日かけて参加用の作品(約1万文字)を書いた俺は書き切ることに集中してしまい、それ以外のことについてはまるで調べていなかったことに気づく。


 応募受付期間は「2022年10月2日(日) 23:59」までだったため、まだ2週間くらい時間は残されている。


 しかし……


 俺は焦っていた。

 理由はいくつかあるが、一番の理由は「できれば読者選考を通過して編集の人に読んでもらいたい」と言う欲が出てしまったからだと思う。


 選考方法には「応募された作品の中から、ツクールチーム(Gotcha Gotcha Games)とカクヨム編集部による一次審査を経て最終選考を行い、受賞作品を選定いたします。」と書いてあるので、おそらく全ての作品に目は通してもらえるのだと思う。


 けど、「読者選考期間」が設けられているのには何か意味があるはずだ。

 それならランキング上位に残っていた方がちゃんと読んでもらえる確率が高まるのでは?


 そんなことを思った。


 悶々としていたのは日が変わった夜中の0時過ぎ。

 読者選考期間の仕組みをよく理解していなかった俺は、ここで痛恨のミスを犯す。


 起承転結で話を分け、4話構成としていたこの作品を俺は何を思ったか一度に全てのエピソードを公開してしまったのだ(;・∀・)アァ


 この時の考えとしては、「短い話だし、一度に全部読めた方が読者にとって評価しやすいだろう」と言うことだったのだが、これはランキング(★とか応援、PV狙い)を考えたら悪手だったと言わざるを得ない。


 まず、ランキングが1週間での計測結果であったと言うこと。

 ならば、毎日1話ずつ投稿して、新規に読んでくれる読者を確保しに行って、なるべく長い期間に渡ってランキングに載せようとするのがセオリーのはずだ。


 それを俺はまとめて投稿してしまったために、読まれる機会が4回あったところを1回で終わらせてしまった。あぁ、なんともったいない。。泣


 つまり、俺は初日の一撃で弾切れを起こしてしまったので、一週間の計測であれば、8日目には1日目の恩恵が外れてしまうことになる。


 それを仮に4日間続けていたら、11日目までランキングの恩恵に授かることができるという訳だ。もちろん、どれくらいの順位に行くかによって受けられる恩恵は変わってくるので、初日に全弾発射して一気に★などを狙いに行って、ランキングの最大期待値(トップ5とかに入れるのならの話)まで上昇できるのであれば悪くはない。


 けど、普通に考えたら新規の方への接触回数を増やして、目に留まる確率を上げた方がよかったと思う。せめて、数時間おきに出しておけば……


 公開した後に気づいたので、完全に後の祭りである。。



 そんな訳で、俺はいきなり初手から悪手を放ち、自らの手で局面を悪化させてしまっていた。ただ、作品自体は今の実力からしたらいいものが書けたと思っていた。


 応募終了まで残り2週間。

 何とか食らいついてやろうと思った。



 俺はTwitterで宣伝した。

 これまであまりやってこなかった宣伝を何度もして、がむしゃらにPVを募った。


 自主企画にも参加した。

 自主企画内での読み合いはランキングに反映されないので、読み専向けの自主企画に多めに参加したが、たまに読み合いにも参加すると他の作家さんからコメントをもらえたりもしたので、それを参考に話を修正したりもした。


 俺が参加した時は大体応募総数が1400~1500くらいだったと思うが、懸命の宣伝が実を結び、俺はランキング最高15位にまで行くことができた。


 ただ、よかったのはもちろん最初の1週間だけで、そのあとはズルズルと順位を下げていった。


 それはわかっていたのだが、最終日の前日にランキングを見てみると、俺の順位は107位とかだった。


 ここまで来たら何とか100位以内に入って終わりたい。

 そう思った俺は最後のお願いをTwitterで行った。



俺:今日でツクールカクヨムゲーム案コンテストの応募受付期間が終了なので、最後に悪あがきの宣伝です(๑>◡<๑)


もしよければご覧ください🙏

異世界ラブコメパッピーエンド1万字以内のお話です😊



作家仲間さん:後程!(*・ω・)ノ



 いやー、この返しは泣きそうになった。てか、ちょっと泣いた。

 どう見ても男前すぎるっしょ(お仲間さんは女性の方ですが)。


 こうして、最後に色んな人に見てもらって最後は1,967作品中、94位で初のコンテストを終えることができた。


 これを書いている時点ではまだ最終選考対象作品待ちの状態だけど、もうできることはないから、次の目標に向かってまた書いていこうと思う。



 次のコンテストと言えば……やっぱりカクヨムコン8か……。

 一応出そうと思っているけど、まだほとんどノープランなんだよな。。


 その他にも気になるコンテストがあるので、次回はその話をしたいと思う。

 

 ちなみにその時に書いた作品が↓である。

 1万字以内の短編なので、サクッと読めるはず。


 もし、興味を持ってくれた方がいたらぜひ読んでもらえたらありがたい。

 コメントなんてもらえたら泣いて喜ぶ自信あり。



逆転レベルアップ~最弱使い魔とゲームの世界で冒険したら

https://kakuyomu.jp/works/16817139559074788702



 宣伝も済んだことだし、ではまた!



▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△


ここまでお読みいただきありがとうございます(≧▽≦)

もし、月本にこんなことを書いて欲しいなどのリクエストがありましたら気軽にコメントください。


ご質問・ご感想もお待ちしていますー!



↓が月本の作品です。よかったら読んでみてください(,,>᎑<,,)


★長編メイン作品

ボクたちの転生狂想曲~呪われた少年と不思議なネコ~

https://kakuyomu.jp/works/16817139558143902273


★短編コメディ

その塾、動物の楽園につき

https://kakuyomu.jp/works/16817330650595141827


★短編ラブコメ

逆転レベルアップ~最弱使い魔とゲームの世界で冒険したら~

https://kakuyomu.jp/works/16817139559074788702

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