第9話 ど素人がコンテストに参加してみたら(投稿20日目くらいの話)

 俺の名前は月本招(つきもとまねき)。

 もちろん偽名だ。



 来月からカクヨムコン8の応募受付が始まる。

 それに向けて……と言うわけではないが、今回はコンテストの話をしてみたいと思う。



 コンテスト。

 それは選ばれし者たちによる頂上決戦。

 ゴッドオブゴッドを決める戦いである。


 ……と、俺はそれまでずっとそう思っていた。

 ん、それまでとは?

 そう、俺自身が参加するまでである。


 何を思ったのか、この月本。

 カクヨムに初投稿した日から1カ月もたたないうちに、こともあろうかコンテストに参加してしまったのだ。


 では、なぜこの完全無欠のど素人こと月本がコンテストなんて大それたものに挑むことにしたのか。

 そこについてまずは触れていこう。



 投稿開始から20日が過ぎていたある日。

 俺はいつものように参加できそうな自主企画を探していた。


 そこで、あるコンテストのバナーを目にする。

 それが、「ツクール×カクヨム ゲーム原案小説オーディション2022」である。



ツクール×カクヨム ゲーム原案小説オーディション2022

https://kakuyomu.jp/contests/game_audition_2022



 それまでの俺は、コンテストなど全く頭にはなかった。

 いつかは挑戦したいと思っていたが、それは1年くらい書き続けて、ある程度納得がいくものが書けるようになってからだとどこかで思っていたのだ。


 でも、その日はなぜかそのコンテストの内容が気になった。

 ゲーム案って書いてあるし、頭の中には1ミリもイメージできていない。

 ただ、応募要項ってどんなもんなんだろ? ってのが気になって、そのページを開いてみた。


 応募要項を読む。


「なにににッ! い、1万字以内……だと!?」


 1万字。

 それは、以前3ヶ月で15万字を書いた俺にとっては既に経験済みの数字である。


 経験済み。

 カーテンをシャッと開けて朝日を眺めながらコーヒーを飲むくらいの余裕があるのがその証だ。俺も大人になったんだなぁ(・∀・)


 ……続けよう。



 しかも、「ジャンル・テーマは不問」と書いてある。

 俺の心臓は高鳴っていた。


 試しにその時のランキング1位の作品を見てみる。


「……これってゲーム案なのか?」


 それが率直な印象だった。

 つまり、ジャンル・テーマは不問で、ゲームになるような内容の部分を制作サイドが拾ってくれるので、割と自由度が高いと言うことらしい。


「これくらいの縛りなら俺にも書けそうじゃん……」


 今まで縛りがあるお題に対して書いたことは一度もなかった。

 厳密に言えば、学生の頃に原稿用紙何枚以内で~みたいなのはあったけど、もちろんそんな過去の話はノーカウント。


 俺はこのコンテストへの参加をこの時即決する。

 理由は、「面白そう。いい経験になりそう。別にマイナスになることは1つもない」と言う3点。


 この時、9月15日木曜日の夜。

 俺はどんな作品にしようかと頭の中でアイデアを描いていった。



 そして次の日の金曜。

 この頃の俺は平日は大体8時前に起きていた(ちなみにこれを書いている現在は毎朝8:57起きである)。


 その日も8時前に目覚めて、日課となっていた1時間くらいの散歩に出かけた。

 お気に入りの川辺まで歩いて行ってぼーっと考える。


 いいアイデアが思いついたらスマホにメモ。

 コーヒーを飲んでいる時もメモ。

 散歩の最中でも思いついたらメモ(もちろん立ち止まって書いてるよ)。


 そうやって溜めたメモをPCに送って、家に帰ってから9時業務開始の仕事(リモートワーク)そっちのけでマインドマップを立ち上げて、ひたすらプロットを作っていった。夕方になって業務が立て込んできて泣きそうになったことは内緒だが。


 今回は1万字以内と言う縛りがある。

 素人の俺は大怪我をしないように、起承転結でそれぞれ2500字ずつを目途に書いていくことにした。


 なので、プロットも起承転結で分けてからひたすらに殴り書いていく。

 この時はとにかく楽しくて、早く書きたいという思いに駆られていたのだが、初めてコンテストに応募する作品なので、自分なりに納得のいくプロットができるまで粘ろうと思った。


 結局、金曜日はプロットを書くだけにとどめて、本文は1文字も書かなかった。

 ただし、Twitterに「コンテスト用の作品を書いてみようかな」とは書いたけど。


 翌日、土曜日。仕事は休み。

 気合いを入れるために近所の神社に行って、「いい作品が書けますように」と願掛けを行った。


 プロットを一日使って作ったので内容の整理はできている。

 俺はひたすら書きまくった。

 そして、夜の9時過ぎに一通り書き終えた。


 俺が使っている「TATEditor」と言うツールで見てみると、文字数は10,350字くらい。ちょっとオーバーしてしまった。。


 どうにか削って10,000字以内に直してカクヨムの新規作成から保存してみると……9,400字くらいになってるし(汗)


 どうやら、TATEditorとカクヨムでは文字数のカウント方式に違いがあるらしくて、大幅に文字数が削られている。。


 そんなこんなでバタバタだった俺の土曜日は過ぎ去っていき、作品の準備が整った。


 長くなったので次回へ続く。



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ここまでお読みいただきありがとうございます(≧▽≦)

もし、月本にこんなことを書いて欲しいなどのリクエストがありましたら気軽にコメントください。


ご質問・ご感想もお待ちしていますー!



↓が月本の作品です。よかったら読んでみてください(,,>᎑<,,)


★長編メイン作品

ボクたちの転生狂想曲~呪われた少年と不思議なネコ~

https://kakuyomu.jp/works/16817139558143902273


★短編コメディ

その塾、動物の楽園につき

https://kakuyomu.jp/works/16817330650595141827


★短編ラブコメ

逆転レベルアップ~最弱使い魔とゲームの世界で冒険したら~

https://kakuyomu.jp/works/16817139559074788702

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