第16話 Twitterの創作ジャンルってどんな感じ?(投稿3日目の話)

 俺の名前は月本招(つきもとまねき)。

 もちろん偽名だ。



 登録してから3日目。

 俺の作品のPVは30くらいになっていた。


「いやー、3日間で合計30PVかぁ。。てか、マジでキチーじゃん! 誰だよ、登録するだけで普通に1日100PVくらいは楽勝とか思っていたやつは」


 俺である。。

 いや、これは普通に思っていた。


 だって、1日10PVとかしか行かないんじゃ、誰だってモチベーションが続かなくなるだろう。しかも、色んな人の作品を読みに行って、コメントを書いて、である。


「うぅ……誰も全然見に来てくれないじゃん……。俺の作品ってそんなに魅力がないのかよ……」


 ちなみにこの人は初日で「俺の大傑作を見ろ! フハハハハハ!」と言っていた人と同一人物である。


 人は変わるのだ。

 今、心はバッキバキに折られている。


「どうすんだよこれ……こんなんで続けていけんのか? すでにモチベーションがぶっ壊れそうなんだけど……」



 3日目にして瀕死である。

 そうなのだ。

 俺は自分が思っていたよりもずっと繊細な男だったのである。


 そんなガラスのハート根性無しのヘタレの俺は色んな人のプロフィールページを見ながらあることに気づく。


「ん? あれ? なんか人によって、Twitterマークがあったりなかったりするな。あ、そうか。Twitter連携ができるんだっけ」


 たぶん、チュートリアルで書いてあったと思うのだが、頭が鳥以下の俺はすっかり忘れてしまっていた。


「う~む、Twitterかぁ。正直苦手なんだよな。140字とかって制限があるのも意味わかんねーし、何が面白いんだか」


 そうなのだ。

 俺は10年以上前からアカウントは持っていたものの、ほとんどTwitterを活用してこなかった。


 もちろんたまに見たりすることはあるのだが、それは電車遅延とかの情報をリアルタイムで集めたりする時とか、せいぜいそれくらい。


 正直、ツイートとリツイートの違いもよく分かっていなかった。


「Twitterねぇ。やっぱめんどくせーわ」


 そう呟いて俺は風呂に行った。


 そして風呂から上がり、再びPCの前。

 画面を再度見つめると、自分のページへと戻る。

 PVはもちろん30のままだ。


「クッ……もうやるしかねぇッ! このPV30を31にするためなら俺は何でもしてやるぜぇー!!」


 3日目にしてだいぶ末期である。

 でも、この時の俺は大マジだった。


 俺は早速Twitterに物書き用の専用アカウントを作った。

 名前はもちろん「月本招」。


「月本」は適当につけたのだが、「招」は招き猫のまねきから取ったから、アイコンはフリー素材から探してきた招き猫にした。


 カクヨムに登録した時もそうだけど、俺は基本的にビビりなので、最初は特にうろたえる。


「とりあえずプロフィールを埋めないと……」


 で、とりあえず埋めてみたプロフィールがこれである。


――

月本 招(つきもと まねき)@カクヨム投稿中


カクヨムと小説家になろうでラノベ投稿中。東京の下町住み。本業はweb関連。作家さん、読み専さん、そうではない方とも絡んで行けたらいいなぁ☺ 創作系のフォロバ100%。こちらの無言フォローお許しをm(__)m Twitter初心者なのでおかしなことをつぶやく率高めかも(>人<;)

――


「ふぅ、こんなもんかな。さりげなく初心者であることを入れているから、何か変な行動を取っても多めに見てもらえるだろ」


 実際にはこれもちょこちょこイジっているのだが、大体書いてある内容は変わらない。


「次はフォローでもするか。よくわからんから、『カクヨム』で検索してヒットした人を片っ端からフォローしていこう」


 勢い余って、いきなり300人くらいフォローした記憶がある。


「はぁはぁ……まぁこんなもんだろう。じゃあ次は何かつぶやいてみるか」


――――――

今までTwitterって見るだけでほとんど書き込んだりしたことないんだけど、カクヨムに登録して、自分の作品を見てもらう機会が増えるならやってみようと専用アカまで作ってる自分。

まるで子を思う親の気持ち?いや、全然違うか…

――――――


 これはコピペで持ってきたから正真正銘ガチの一発目のつぶやきである。

 まぁ、クソつまらんことを書いているけど、これでも2コメント、2リツイート、12いいねをもらうことができた。


「あれ? ちゃんと反応してもらえてる……?」


 もちろん、内容によっては完全にスルーされることもあるけど、何らかの反応をもらえることは多い。


 その日から俺は今日まで毎日Twitterを開いては他の作家さんのつぶやきをチェックしたり、たまにつぶやいたりしている。



 で、Twitterだが、結論から言うと「カクヨムで活動を続けていくのであれば活用しない手はない」と個人的には思っている。


 理由はいくつかある。


①他の作家さんたちとの交流が生まれる

②他の作家さんの悩みや進捗がわかる(PVとか★とか完結報告とか、結構つぶやいてくれる)

③執筆に役立つつぶやきが多いので単純に勉強になる

④カクヨムや他の投稿系サイトの情報(コンテストとか)が良く回ってくる

⑤プロ作家とも意外と相互フォローができたりする

⑥自分の作品を宣伝することができる

⑦なんと言っても無料

⑧他のジャンルと比べて優しい世界と言われているらしい。実際にみんな優しい気がする。ただし、変人……変わっている人(言い換えられてねーし…)ももちろんいる。だって創作ジャンルだもの(・∀・)



 まぁ、思いつくところでこんな感じ。

 思いついた順だから、数字に意味はないけど、個人的にはやっぱり他の作家さんたちとの絡みが生まれるってのが一番大きいかなと。


 こんな俺でも仲良くしてくれる作家さんは何人かいて、それはカクヨム内だけでも交流できるんだけど、Twitterであれば、つぶやきにコメント入れて行けばずっと会話を続けることもできるし、まだ送ったことは無いけど、その気になればDMだって送れるし、もっと絡みやすいと思う。


 あと、単純にPVを増やしたいなら宣伝もできる。

 俺はここぞという時に宣伝しようと思っているタイプなのでたまにしかやらないけど、毎日宣伝して、それをリツイートしてくれる友人ができれば拡散されていくこともある。


 他の作家さんが考えていることを知れるってのもモチベーションアップの部分では大きい。

 これは個人差があるけど、人によっては思っていることをよくつぶやいているから、そういうのを見ると、「悩んでいるのは自分だけじゃないんだなぁ」と思える。


 もう一つ。創作ジャンルは良識のある人が多いと言われているが、これは俺も実際にそう感じている。もちろん、全員がそうではないし、中には自分とは考え方の合わないつぶやきをする人もいるが、それは気にすることではないし、当たり前の話。


 語彙力ゼロで力説すれば、「みんな小説好きで、いい人率高い」である。



 さて、そんなTwitterだけど、爆発的なアクセスアップにつながっているかと言えば、俺は今のところそうでもないけど、たぶんカクヨムで活動を続けていく限り、今後もTwitterを併用して活用していくと思う。


 もしかしたらツイートがバズって……ってことも可能性はゼロではないし、何よりも他の作家さんの日頃のつぶやきを見ているだけで楽しかったりするし。


 無料でこんな優良なツールってなかなかないよね。

 なんで今まで使ってこなかったんだろ(白目)。



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ここまでお読みいただきありがとうございます(≧▽≦)

もし、月本にこんなことを書いて欲しいなどのリクエストがありましたら気軽にコメントください。


ご質問・ご感想もお待ちしていますー!



↓が月本の作品です。よかったら読んでみてください(,,>᎑<,,)


★長編メイン作品

ボクたちの転生狂想曲~呪われた少年と不思議なネコ~

https://kakuyomu.jp/works/16817139558143902273


★短編コメディ

その塾、動物の楽園につき

https://kakuyomu.jp/works/16817330650595141827


★短編ラブコメ

逆転レベルアップ~最弱使い魔とゲームの世界で冒険したら~

https://kakuyomu.jp/works/16817139559074788702

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