第4話 神々の住む場所へ(ランキングのお話)
俺の名前は月本招(つきもとまねき)。
もちろん偽名だ。
ランキング。
それは人の意欲をくすぐる魔法の言葉であり、時に人を狂わせる悪魔のささやき。
好きなことにチャレンジしているからこそ、順位はどうしても気になるものだ。
俺だってカクヨムに登録する前は、
「ランキングの上位とかに入れば書籍化の打診が来るんだよな。じゃあ狙うしかねーじゃん、上位入りをよ!」
とか思っていた口である。
一体どの口が言っていたのか、当時の俺の口をタオルで塞いで失神させてやりたい思いに駆られる。
前にも書いたけど、俺の初日は悲惨なものだった。
24時間経ってもPVは0で、早期撤退も頭をよぎった。
それでも2日目に初めて★をもらってからは、それが嬉しくて何とか今日まで続けてこれた。
俺は3日目に初めて、通知に「ランキング入り」の文字を目にした。
たしか、異世界ランキングの週間700番台だったと思う。
カクヨムは、文字数に対しての★とフォロワーの増加数によってランキングの順位が決まると聞いたことがある。
詳しい人がいたらぜひ教えて欲しいのだけど、確かそういう仕様だったと思うので、★を獲得した俺は晴れてランキング入りしたという訳だ。
(もちろん700番台では何の恩恵も得られなかったけどね……)
だから、これを知っている人はランク入りを目指して★やフォロワーを欲しがる傾向がどうしてもある。多くの人がランキングと言う名の魔物の魅力に憑りつかれてしまっているのだ。無理もない。
もし、ランキング上位を目指すのなら、登録初日の文字数が少ない段階で、手当たり次第に応援しまくり、★付けまくり、フォローしまくりとすれば、一定数のお礼があって、その結果ランク入りを果たせるのかもしれない。
まぁ、それをやってしまったら、後から自分の首を絞めるような気がするので、もちろんお勧めはしないし、たぶんそんなに上手くはいかないと思う。
(この話は別の機会に書こうと思います)
じゃあ、もっと正攻法でランキング入りを目指すならどうすればいいのか?
俺は正直、ランキングの上位なんて程遠い底辺作家である。
だから、ここからは【あくまでも俺の勝手な憶測】であることを前置きしておきたい。
俺が今思う一番確実な方法は、1作品目である程度カクヨム内のフォロワーを獲得しておいて、本命(ランキング入りを目指す作品)を2番手で持ってくることだと思っている。自分に熱心なファンが付いてくれていれば、その作者の2作目は高い確率で見に来てもらえるはずである。
そこに、TwitterなどのSNSを絡めれば、さらに導線は増やせるので、見てもらえる確率は高くなる。
でも、それは面倒だ。時間がかかる。
そう思われる諸氏もいるだろう。
では、初心者が第一作で正攻法でランク入りを目指すなら?
思うに、まず必ずやっておかないとならないのは、
・タイトル
・キャッチコピー
・紹介文(80字くらいまでを特に印象的に)
の徹底だろう。
一目見て、興味をそそられるくらいの内容に作り込むのは絶対条件のはず。
これができている前提で、次は作品本体に目を向ける。
初日から勝負をかけると言うのであれば、
「ここまで読んでもらえたらこの作品の面白さが伝わる」
というところまで時間をずらして何話か投稿してしまうのがいいと思っているし、俺も次はそれをやろうと思っている。短期間で上位にランキングされている人の作品を見ると、大体5話くらいは初日に投稿しているように思える。
ただし、
「俺の作品はラストがすげーんだよ! 絡み合った伏線が最後に完璧に回収されるところは間違いなく鳥肌モンだぜ! だから最後まで読んでもらわないと作品の良さは伝わんねーな! ヒャッハー(・∀・)」
という作品があったとすれば、残念ながらその作品はランキング向きではない。
スタートである。
ここは間違いなくスタートダッシュに命をかけるべきなのだ、うん。
だから、初日に5話分を投稿するなら、その5話に全てをかける意気込みで推敲しまくる。
もっと言えば、第1話。5話投稿するにしても、第1話で興味を持ってもらえなければ良い反応は得られない。
理想は、1話で読者の心をつかみ、5話までに確実にファンにしてしまう。
これくらいの意気込みで準備する必要があると思っている。
タイトル、キャッチコピー、紹介文はこれ以上ないくらいに作り込んだ。
本編も5話まで完璧。誰が読んでも面白いと思うレベル。
これを面白いと思わない奴は人間ではない(・∀・)
それくらいの準備ができて、ようやく導線の確保。
Twitterに抵抗がないのであれば、カクヨムに投稿し始める前にTwitterに専用アカウントを作って、これからカクヨムで投稿しようと思っている旨をプロフィールに書いておき、フォロワーも何百人かは確保しておきたい。
「創作垢はフォロバ100」
なんて書いてくれている人であれば、ちゃんとフォローバックをしてくれるので、そう言う人をコツコツフォローしていくのがいいと思う。
もちろん、日々つぶやいて反応を得ていくことを忘れずに。
(Twitterの話についてはまた後日したいと思います)
Twitterの準備ができたらいよいよ投稿である。
数話を投稿したら、すかさず自主企画に登録……するのではなく、そこは登録せずに、ちゃんと読者に真摯に向き合っていると思われる作者の作品をちゃんと読んでコメントを残す(プロフィールとコメント返しの内容は要チェック)。
今後、その作家さんの作品を読み続けようと思えたらフォローをするのも忘れずに。
時間はかかるが、一日は限りがある。
睡眠を削って魂を削って死ぬ気で読みまくりコメントをしまくる。
ハァハァ……これはめっちゃ疲れる。
そうやって、できるだけ多くの作品にコメントを残せたら、あとは読み返しに来てもらうのを待つのみ。
ちなみに自主企画に登録しないのは、自主企画に登録してしまうと、同じ企画の参加者からのレビューはランキングには反映されないという理由からである。
(これは知っている人も多いよね)
そうまでやってランキング入りが果たせなかったら。
ドンマイ……としか言えない。
ぜひここのコメント欄に思いの丈をぶつけて欲しい。
俺も頑張る!
同士たちの健闘を祈る!
ちなみに俺の最高ランキング順位は異世界ファンタジー週間504位とかだったと思う。今は文字数もだいぶ増えてしまったし、もはや浮上のきっかけすらつかめない(> <。)ウゥ
だから、もし次に小説を投稿する機会があったなら、スタートダッシュはめちゃくちゃ頑張ろうと心に決めている。
でも、その前に作品を書かなきゃだよなぁ。
あー、時間と才能とお金が欲しいッ(本音漏れた)
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ここまでお読みいただきありがとうございます(≧▽≦)
もし、月本にこんなことを書いて欲しいなどのリクエストがありましたら気軽にコメントください。
ご質問・ご感想もお待ちしていますー!
↓が月本の作品です。よかったら読んでみてください(,,>᎑<,,)
★長編メイン作品
ボクたちの転生狂想曲~呪われた少年と不思議なネコ~
https://kakuyomu.jp/works/16817139558143902273
★短編コメディ
その塾、動物の楽園につき
https://kakuyomu.jp/works/16817330650595141827
★短編ラブコメ
逆転レベルアップ~最弱使い魔とゲームの世界で冒険したら~
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