「バースデー・カクレンボ」その⑨

          9


 視界がぐらぐらと歪んでいる。何が起こったのか、確か紫苑が電話越しに「悪霊が出た」と言っていた気がする。景虎はここまで思考してやっと自分が倒れている事に気がついた。

 そうだ、確か……物凄い速さで『何か』がぶつかってきた。その時さつきを咄嗟に抱いて庇ったはずだ。


 辺りを見渡すと、目の前ではさつきがうつ伏せに倒れている。庇ったつもりだったが間に合わなかったらしい。

 状況の把握をしなければ。倒れているここは歩道だ。そして景虎から左手側の直ぐそばには真っ白いガードレールがあり、赤い血が付着していた、恐らく自分のだろう。そして右手側は車道だ。その二車線の広い道に車はもう走っていない。橙色の街灯が等間隔に深夜の暗闇の道を島まで延々と照らしている。段々と意識がはっきりして来た。

 

「か、カゲトラさん。何が、起こったの?」

 

見ると、さつきがゆっくりと痛む身体を抑えながら上体を起こすところだった。激しくガードレールにぶつかったのだろう。顔の擦り傷が痛々しい。景虎は掠れる声で答えた。


「悪霊が出たらしい。俺たちは攻撃されたんだ。気をつけろ、すぐ次の攻撃がくるはずだ。俺たちを殺すためにな」

 

『悪霊』には幾つか分類がある。取り憑き、病や不運などの悪影響を及ぼすもの。人の無意識に囁きかけ悪事を働かせるものなど、数多いるが、最悪なのは「生者を殺して仲間に引き入れようとするもの」だった。生前の強い未練か、怨念か。その手の悪霊は命を奪いに来る。世間的に原因不明の変死事件も、悪霊が関係している例というのは少なくないという。

 今回は「めい」が悪霊に変化しつつある事で、別の『悪霊』を呼び寄せたらしい。大方この海で自殺した幽霊か何かだろう。

 

「そんなのに構っている暇なんかないよ! 早く、めいと夕奈ちゃんを追いかけないと……──」


そこまで言ってさつきは黙った。かの様に見えた。だがすぐに景虎は異変に気づく。さつきは自分の首の辺りを両手で押さえ、さらに両足をばたばたさせている。

 

「か、かげ……と、ら……さんっ」

 

さつきの顔は赤く染まり、なお激しく足をばたつかせて暴れていた。景虎には、はっきりと見えた。さつきの首を何かが絞めている。例えるなら「理科室の人体模型」に近い。禍々しい雰囲気と醜い姿はまさに『悪霊』である。その悪霊が両手でさつきの首を絞めていた。

 さつきを助けなければ。景虎は直ぐに駆け付けようと身体に力を入れた。しかし、足がもつれて地面に膝をつく。これはやばいな、景虎は思った。手当てした左瞼からまた出血している。視界の左側がじんわりと赤く染まっていった。今度は手を地面につく。頭痛は激しくなり、目が眩んだ。そして意識がどこかに飛んでいきそうになった。

 ────その時だった。




「火をつけろ、景虎」

 

景虎は、はっとして出血する左瞼の血を拭った。すると手に何かが貼りついた。見るとそれは紫苑が貼ってくれた絆創膏だった。ヒーローらしい格好の猫がポーズをとっている。

 

「赤ニャンダー、お前のおかげか……。まさか親父の声が聞こえるなんてな」

 

景虎は息を大きく吸い込み、絆創膏をスーツのポケットに突っ込んだ。両耳のコードレスイヤホンも故障して使い物にならないらしい。つまり支援なしで状況を打開しなければならない。

 景虎は肺も身体中も痛たかったが、どうってことないと思った。なぜなら生きている。

 

「大丈夫だ。骨と筋肉と内臓が痛んでいるだけで、どうってことない」

 

景虎は立ち上がって風の様に駆け出した。

 

 首が絞まっていき、段々と息ができなくなっていく。さつきの意識は少しずつ薄れてきた。すると、自分の首を絞めている存在が朧げながら見えてくる。これが『悪霊』なのか、醜く恐ろしい姿だ。あと少しでめいに会えるのに! さつきは必死に抵抗した。諦めてはいけない。きっとめいに会って、夕奈を解放しなければ。その時だった。さつきの「諦めない」という選択が運命を決定付けた。

 次の瞬間、悪霊の頭部の半分は白光を放ちながら吹き飛んだ。さつきの首を絞める手が緩まり、その勢いでさつきから引き離された。見ると、景虎がアッパーカットのフォームでその拳を悪霊にくらわせたようだった。


 しかし、悪霊は悶える様に不気味に身体をくねらせると、直ぐに狙いを景虎に変えて突進してきた。

 その向かってくる悪霊に景虎は拳を構える。その両手には純銀製のナックルダスターが装着されていた。そのお手本の様な綺麗なフォームで放たれた「ワンツー」の二発の拳は、向かってくる悪霊を捉えて撃ち抜いた。悪霊は再び白光を放って霧散し、消え去った。

            

          

         


         

          ◯

 景虎とさつきは肩を貸し合いながら、ふらふらとゆっくり海岸線沿いを歩いていた。砂浜を行く夕奈とめいを目指して。

 

「さっきの手に付けてたカッコいいヤツはなに?」

 

「幽霊とか悪魔ってのは聖なるモノと〝銀〟に弱いらしい。『銀の弾丸』とか有名だろ? だから神父に祝福を受けた純銀製の武器が効くんだよ。ナイフとかフォークでもいいぞ。俺のがメリケンサックなのは、俺が殴るのが好きだからだ。つまり聖なるメリケンサックだ」

 

「なにそれ」

 

さつきはその話を聞いて笑った。景虎も何だかおかしくなった。

 景虎は今なら思う。『凶の暗示』、そんなものは思い込みかもしれない。止まらなければ、進めばいつか辿り着く。だから紫苑は絶対に諦めるなと言ったのだろう。

爆音で大量のエンジン音が近づいてくる。そしてそれは景虎たちの隣に並んで停止した。

ドッドッドッ、とバイクが待機する音が響いた。

 

「さつきちゃん、困った時はヘルズのクッキーを呼べって言ったっしょ? トラちゃんは昔から遅刻魔だから心配で見に来たよ」

 

「うるせえ、早く後ろ乗せろ」

 

 薄暗い道に大量の改造バイクが並んで走った。五代目総長のリツの後ろに乗ったさつきの胸は高鳴った。彼らが暴走行為にはまってしまう気持ちが分かった気がした。そして、ほんの数分走ったところで〝地獄絵図ヘルズ〟たちは一斉にその場で停車した。二車線道路をぶち抜いて帯状に並ぶバイクは壮観である。

 その反対側、景虎たちとヘルズに対して向かい合う様に黒塗りの車が何台も同じ様に二車線道路にぶち抜きで止められていた。車の側には夕蔵と佐竹、そして人質の咲耶と紫苑が待っていた。


「景虎! さつきさん!」

 

咲耶が海の方を指差した。さつきは目を見張る。見るとそこには、波打ち側に立つ小さな少女がいた。さつきはバイクを慌てて降り、走ってそこに向かって行く。

 

「おお、あれは真琴組だ。トラちゃんも相手が派手だね。どう、久しぶりに『凰船流』でやっちゃう?」

 

「絶対に手を出すなよ。向こうがそうしてるんだから」

 

景虎は竜二を注意してからバイクを降りた。見ると、夕蔵は砂浜に立つ夕奈をじっと見つめている。すごい男だ、景虎は感心した。目の前に大切な家族がいる。だが、『八咫超常現象研究所』との手を出さない。という約束を守ろうというのか。

 

「必ず、家に帰すよ」


景虎は誰に聞かせる訳でもなく、言い聞かせる様に呟いた。そして出来る限り早くさつきを追った。

 

         

          


         

          ◯

 階段を降りて砂浜に降り立った。足が軽く沈む感覚。そして、さつきと景虎は少女を目と鼻の先に捉えた。そこは波の打ち返す音だけが響く静寂の世界だった。

 薄暗い波打ち側を眺める少女はゆっくりと振り返った。景虎は瞬きした。夕奈に見えていたのに、今はさつきにそっくりな制服姿の少女が立っている。

 

「めい!」

 

さつきは「めい」に飛びついて抱きしめた。景虎はそれを確認し一息つくと、それとなく腕時計を確認した。時刻は十一時五十五分。本当に危なかったが間に合った様だ。めいは『悪霊』にはなっていなかった。

 

「やっと会えた、めい」

 

「そうだね、さつき」

 

二人は抱き合って喜び合い、そしてお互いに謝っていた。どちらも「後悔」していたのだ。喧嘩した事、謝れなかった事、お別れを言えなかった事。失っていた二年間を取り戻すかの様に。

 

「ありがとう、さつき。やっとごめんねとお別れを言えたよ。家族のお墓参り、ちゃんと私に届いてるよ」

 

「もちろんだよ。めい、大好きだから。私、めいの分まで頑張るから! 報告にちゃんと行くから! お墓参りもお盆も準備するから! いろいろありがとう、ここまで時間かかって! 本当に……!」

 

めいはそれを聞くと静かにうなづく。頬には涙が伝った。

 次の瞬きの後、めいは薄く光る半透明の霊体になっていた。側にはいつの間にか夕奈が立っている。夕奈は今完全にめいから解放されたのだ。めいは薄く発光する手で夕奈の頭を撫でる。

 

「夕奈ちゃん、本当にありがとう。夕奈ちゃんのおかげでさつきと仲直りできたよ」

 

気持ちよさそうに撫でられると、夕奈は優しく微笑んだ。

 

「お姉ちゃん、泣いてる。良かったね、仲直りできて。夕奈も嬉しいよ」

 

景虎も気が付けば表情が緩んでいた。二人は誕生日を祝いたい。ここが出発点だった。だが、本当の未練は「別れ」だったのだ。突然の事故で生き別れ、喧嘩したまま、感謝も愛も伝えられず二人の世界は分断された。

 その未練が、いま果たされたのだ。だが個人的に景虎は納得できない。命懸けで誕生日を目指していたのに、意地でも祝ってもらいたい。

 

「さて、お二人さん。花火を忘れてるぜ」

 

景虎が言うと、めいとさつきは同時に「あー!」と口を開けた。さすが双子だ。景虎はおかしくて笑ってしまった。残念ながら花火なんて買っている暇はなかったのだ。ふっと息を吐くと再び時計を確認する。時刻はたった今、零時になった。今日はめいとさつき、十八歳の誕生日だ。

 

「花火は買い忘れたしケーキも用意してない。だけど、誕生日のロウソクに火は付けられるぜ」

 

景虎はスーツの内ポケットから古いジッポーライターを取り出し、「キンッ」と音を鳴らして火を付けた。ジッポーライターにぼうっと優しい火が灯る。景虎はそれをさつきとめいの目の前に差し出した。

 

「誕生日おめでとう」

 

景虎は口元をニヤリと吊り上げた。さつきとめいも、同じ様にニヤリとすると顔を見合わせてうなづき、二人で同時にふっと息を吹きジッポーライターの火を消した。

 すると、めいとさつきは再び顔を見合わせて笑い合う。

 

「あっ、夕奈もそれやりたい。お誕生日祝いたい」

 

火を消すのを見ていた夕奈は羨ましくなり、景虎のスーツの裾を引っ張る。「やれやれ」と、景虎はしゃがみ込んで火を付け直した。それを夕奈の顔に注意しながら近づける。


「夕奈ちゃんも頑張ったからな。特別だぞ、火は危ないんだから」

 

夕奈は「やった」と呟いてから、ふっと火を吹き消した。

 

         

          


         

          ◯

 海の向こう、沖合に月灯りとは別の不思議な光が灯っていた。景虎はそれを指差してめいに告げた。

 

「神様は意外と寛容だったらしいな。めいさん、あれが帰り道だ。あんたは天国に帰れるし、夕奈ちゃんもあの世に連れて行かれる事はないらしい」

 

「ありがとう、カゲトラさん。私のワガママでごめん。血いっぱい出てるよ」

 

めいは微笑んだ。それに対して景虎は「おう、気にするな」とだけ言っておいた。主役は俺じゃない。景虎は隣にいるさつきの背中を小突いた。さつきはめいに改めて気持ちを伝える。

 

「ずっと、ありがとうって言いたかった。私たちは双子なんだから、これからも離れてても一緒だよね。

 ──それに、めいが完全に消えて無くなったわけじゃないって分かっただけで私は幸せ。まだしばらく、めいのところには行けないけれど、それまでずっと、見守っててね」

 

「見守ってるよ。ピンチの時は内緒で助けてあげるから。頑張って、さつき。来年のお盆にはお父さんとお母さんの夢の中にも会いに行くよ。よろしく言っといて。じゃあ、元気で」

 

さつきはめいを最後に抱きしめた。そして「夕奈ちゃん」と声をかける。少し寂しそうにしていた夕奈がぱっと駆け寄ってめいとさつきの間に挟まった。

 

「実はずっと前から夕奈ちゃんの事は知ってたの。いつも公園で一人でいるから、気になってて。それであの時に声をかけた……。また一人にしてごめんね」

 

めいは謝ったが、夕奈はめいに救われたのだ。一人で過ごす午後は寂しかった。心まで空っぽだった、それを変えたのはめいだ。

 

「お姉ちゃんのおかげで、夕奈は元気だよ。夕奈もめいちゃんに負けないお姉ちゃんになるよ。だから、夕奈の事も見てて」

 

「もちろんだよ、夕奈ちゃん」

 

三人は肩を寄せたまま動かなかった。ずっとこのまま、別れたくないとさつきは思った。だが、最後にめいと目が合うのだった。



「頑張って、さつき。ずっと見てるから」


 

 その言葉を最後にめいは、いなくなった。水平線に灯った月灯りも消えてなくなっていた。

 


「うん、分かった。見てて」



さつきは目を閉じて、波の打ち返す音を全身で感じた。

   

   

         


          


          ◯

 景虎は疲れて眠ってしまった夕奈をさつきの着ていたパーカーで包み、暖かくして抱く様に夕蔵の元へ連れていった。

 

「お前の血は付いてねえだろうな」

 

夕蔵は苦笑いで景虎から夕奈を受け取った。夕蔵の腕の中で幼い命は脈打っている。

 

「血が付いてるかどうかは条件に入ってないんで」

 

景虎がそう言うと夕蔵は「クソガキが」と笑い、顎で咲耶と紫苑に合図した。二人は肩の荷が下りたような顔をして景虎の元へ行き、隣に並んだ。

 

「八咫超常現象研究所、感謝する。夕奈は無事に帰ってきた。もう充分だ。良いモノも見れたしな。報酬はこれだ」


夕蔵は懐から茶封筒を出しつつ、視線をさつきに一瞬やった。すると、さつきは驚いて景虎の後ろに隠れてしまう。しかし夕蔵は穏やかな笑みを浮かべていた。

咲耶はというと、「あれは嘘だ」とならない内に夕蔵が差し出した茶封筒を受け取り、中身を確認した。確かに、約束分だけの「日本銀行券」である。

 

「確かに受け取りました。この度のご依頼、どうもありがとうございました。また何か──……」


「おおうい!」

 

咲耶はお礼を伝え、ついでに営業をかけようとした。だがそれを竜二が大声で遮った。咲耶は眉間に皺を寄せる。

 

「ちょっと黙っててくれない? 今良いところなんだけどー!」

 

「警察が来るよお、誰か通報したみたい!」

 

竜二はそう言いながら既にバイクに跨っていた。確かに、遠く海岸線沿いの向こうでパトカーのサイレンとその姿が確認できた。

 

「じゃあ、トラちゃん。また遊ぼうぜ」

 

竜二はそれだけ言うと、ヘルズと共に夜の街へ走り去っていく。

 真琴組、夕蔵の判断も早かった。直ぐに声をかけて、構成員たちは車に乗り込んだ。それに着いていけず、呆然とする研究所メンバーとさつきに佐竹が気を使ってくれた。

 

「一台、車が余るので良かったら皆さん使って下さい。後日返して頂ければ良いので。さあ急いで、私たちと同じ方向に逃げてはいけませんよ。捕まった時にややこしくなりますからね。では」

 

佐竹はこの状況を見越して自分だけ一人で車に乗ってきていたのだった。車のキーを咲耶に投げ渡し、危なっかしくそれをキャッチするのを見届けてから佐竹は夕蔵と同じ車の運転席に座り込みすぐに発進した。

 咲耶は、はっとして慌てて車道のど真ん中に停められている黒塗りの車に走った。

 

「みんな急いで、捕まっちゃうわよ!」

 

「咲耶さん……っ、手を、貸して下さいっ」

 

咲耶が振り返ると、倒れている景虎をさつきと紫苑が頑張って引きずっているところだった。怪我と出血と、流石に限界だった景虎は竜二が去った後に意識を失っていた。咲耶は「ああ、もうっ」と苛立ちながら駆け寄って景虎のシャツの襟首を引っ張った。

 

 その後、何とか車に乗り込み、警察から逃げ切る事ができた。それは竜二たちヘルズが警察を撹乱したのと、真琴組が一部警官を買収したためだった。

 景虎はそのまま救急病院に運ばれて即入院が決まった。骨折数カ所に全身の打撲、大量の出血。翌日に意識を取り戻した際に生きているのが不思議だと医師に言われた。景虎はまた死に損ってしまったな、と思うのだった。

 結果的に数週間入院し、日課の教会へはしばらく行けなかった。だが、報酬でスーツを新しくできた事と、退院祝いに咲耶が焼肉を奢ってくれた事で手打ちとした。


因みに、あの世の役所勤め「鬼村」は、咲耶に追い出され地獄へ逃げ帰ると大目玉を食らったのだった。

だが、数々のルール違反を犯しためいが罰を受け、地獄に堕ちなかったのは鬼村が裏で手を回し、報告書類を改竄したためだった。

実はあの世へ帰る前、鬼村はこっそりと、江ヶ島でのめいとさつきの別れを目撃していた。かつて人情派として正義に燃えていた頃を思い出したのか。とにかく、鬼村はめいを庇い、めいの都合の良いように上長に報告したのだった。

           

        

         


          ◯

 さつきがあの日着ていたパーカーは眠った夕奈にかけてやり、それっきりだった。実は、あれはめいの物で形見だった。 

 夕奈は夕蔵と共にその形見を改めて家まで返しにきた。だが、さつきはそれを受け取るのを断った。

 

「そのパーカーは夕奈ちゃんにあげるよ。めいのだから、大事にしてね」

 

夕奈はそれを聞き、喜んでパーカーを抱きしめた。

 さつきと夕奈はもちろん気づかなかったが、めいはその光景を、しっかりと見守っていた。

 

 



 ここは『八咫超常現象研究所』、金倉市凰船町、駅前雑居ビルの7階。

 この世の不思議が最後に辿り着く場所。そこに、今日も厄介で奇妙な依頼が舞い込むのだった。






第1話 「バースデー・カクレンボ」完

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