もしも学園編の悪役が、まじめに努力したら

もしも、ある異世界の学園編の悪役が、まじめに努力したらどうなるのか。それが、本作のテーマ。アベルを主人公とする物語で、学園編で悪役として立ちはだかるが、才能はあっても努力はしないのでアベルに負け、心が折れてしまうルークという悪役貴族が、その運命を覆そうと真面目に努力をして、その力を開花させていく、というストーリー。ルークが努力をする事により、周囲の者達のルークへの接し方が変わって、ルークは貴族派の推戴する王への道を歩む事になる。ヒロインは、アリスという貴族令嬢。ルークの力に圧倒されて、どMな性格になってしまい、身も心も捧げてしまうようになるのが、面白い。他にも、サブヒロインのミアも。ルークの駒となった事をきっかけに、いつのまにかサブヒロインになってしまっている。ルーク、才能はあるのだけど、女性の推しには案外弱いんだよな。本来の主人公のアベルもルークの姿に感化され、好敵手になると宣言して、ルークに懐いている。ルークが今後どのような存在になっていくのかは、現時点では未知数。しかし、最近の投稿では、帝国の剣聖と闘う事を通じて、また一段と能力を上げているし。まだまだ成長するのだろうな。