コーヒー一杯の注文から始まる、ささやかで何気ない恋の物語。お互いに何も知らない、とは言いますが、お互いのなんてことはない笑顔に救われていたのです。それで十分過ぎるのではないでしょうか。これからの二人が幸せであればいいと思います。
コーヒーショップを舞台にした、女性視点でのお話。タイトルは光明真言(短いが最強のお経)よりも長いですが、覚えられなくても最後まで読めます。安心してください。覚えられませんよ!長いタイトルの作品は数多あるものの、この作品もある意味中身の要素を表したタイトルのように思える。まぁ、最後まで読んでもタイトルは覚えられなかったんですけど。エクストラショットまではなんとか覚えた。
コーヒーというより喫茶店の飲み物は多岐に渡り、まるで呪文かと思うようななまえのものもたくさんある。この作品のタイトルもまるで呪文のようだが、これは本当に呪文だったのかもしれない。やわらかな飲み物の香りに笑顔とあたたかさを添えて。その呪文によって成就した恋の物語なのかもしれない。甘いようでほんのりビターな物語。ぜひご一読ください。
なんだかほんわかしました。コーヒーをテーマにしたお話で、とてもよかったです!