インスタントメメント・モリ

設定

　現実の世界をゲーム化することに成功した。

　その技術はMR(メタリアリティー)と呼ばれ、サングラス型のボンドを装着することで、現実とゲームの世界を繋ぐことが出来る。

　日本ブランドシャラクは、MRの集大成と呼べる感覚と知覚を同時に感じる技術を生み出した。

　そこから派生したゲーム、インスタントメメント・モリ。

　ゲームの概要は、この世界を楽しめというコンセプトで、対人戦やモンスターとのバトル。ダンジョンに航海。様々なゲームのコンテンツが合わさった様な世界である。

　カルマと共に膨大にあるスキルを集めて、組み合わせることで戦術の幅が広がる。

　プレイヤー、カルマのスキルの装着は七つが限界である。

　プレイヤーはカルマを憑依することで、身体能力は格段に上がり、カルマのスキルを合わせて使用できる。

　カルマとは、ゲームを始めたプレイヤーに数あるカルマから、一つのカルマをランダム抽選して送られるモンスターの総称である。

　ゲームでは一プレイヤー、二匹以上のカルマを入手することは不可能であり、変更することもできない。

　人が死なないゲームとして世には出たが、その現実(ゲーム)は本当に人が死なないのだろうか？