編集済
地球からワイヤーを伸ばす、という行為からくる重みを、更に外側にワイヤーを繋げることでカウンターウエイトとして解決する。中継基地も置いて……そして、そこに従事する人間は、地上に戻ることなく宇宙で生き続ける。
宇宙への人類永住というテーマは他惑星への移住でも、宇宙ステーションでもなく、軌道エレベーターの管理人としてその初歩を踏み出した……
実際にありえそうな、それでいてドラマチックな展開、めちゃくちゃ好きです。
作者からの返信
防衛太郎さん
軌道エレベータというワードが出てくるあたり、流石です。そういう方に違いないと思っていました。(^^)
まだ先なのですが、ラス前とラストの話で防衛太郎さん専門分野がからんできます。
途中で投げたくなる事も覚悟しておりますが、なんとかそこまで辛抱していただいて、ご意見などいただけたら幸いです。(^^)
コメントありがとうございます。
引き続きよろしくお願いいたします。m(_ _)m
以下は、辛口コメントになるので、不必要でしたら削除してください。
普通に考えると、宇宙エレベータの最大の課題は、長く伸びたテザーの強度確保なので、この小説を読む場合も大きな興味の対象になるでしょう。その対策として、中継点でテザーをつなぎ合わせる方法が書かれています。しかし複数のヒモをつなぎ合わせても、一本の長いヒモでも、両端を同じ力で引っ張れば、ヒモにかかる張力は同じですよね。つまり、中継点自身は下部の重量をそのまま上に伝えるので、解決方法とはならないと思います。
ところで、もしも地上の重力下(1g)で24000kmまで使えるテザーがあるならば、地球表面では1gですが、静止軌道上では見かけの重力は遠心力と相殺して0gですから、2倍くらいのもっと長い距離でも使用可能なはずです。(地球の中心から遠いほど、みかけの重力が減少して静止軌道でちょうどゼロになる。重力軽減効果はテザーの重量にも有効なはず)
更に、上り下りのエレベータなど付加物の重量も考えて、余裕を持たせるならば、重力の小さな軌道近辺では、テザーは重くてもいいので太い(つまり強度が強い)テザーを使用して、重力が強くなるところから段階的に太さを減らしてゆく方法が考えられます。太さが変わるところは、エレベータの乗り換えも必要になるので、中継点とします。
というような方法はいかがでしょうか。もちろん、物語内で科学的な考慮を全部することなど、不要と考えていますが、ここはキモの部分なのであえて、コメントさせていただきました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!m(_ _)m
おっしゃる通りで、
私の脳内実験でも
この方法では不可と
なりました。
その辺りの心境は
あとがきに書きましたので
目を通していただけたら嬉しいです。(^^)
>ところで、もしも地上の重力下(1g)で24000kmまで使えるテザーがあるならば、地球表面では1gですが、静止軌道上では見かけの重力は遠心力と相殺して0gですから、2倍くらいのもっと長い距離でも使用可能なはずです。(地球の中心から遠いほど、みかけの重力が減少して静止軌道でちょうどゼロになる。重力軽減効果はテザーの重量にも有効なはず)
更に、上り下りのエレベータなど付加物の重量も考えて、余裕を持たせるならば、重力の小さな軌道近辺では、テザーは重くてもいいので太い(つまり強度が強い)テザーを使用して、重力が強くなるところから段階的に太さを減らしてゆく方法が考えられます。太さが変わるところは、エレベータの乗り換えも必要になるので、中継点とします。
というような方法はいかがでしょうか。
素晴らしいですね。☺️
その場合気になるのがそもそもそれだけの長さから類推しうるテザー重量に耐えられる中継点用資材が有るのか、そして、中継点に両側から掛かる比重の違いによる捻じれなどの問題をどう解決するかという点だと思います。
あとがきにも書きましたが、このような議論が生まれるきっかけとなればと考えて書いた小説なので、今回のコメントは大歓迎です。
重ねて御礼申し上げます。m(_ _)m