このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(77文字)
アレルギーに伴う様々な疾患に悩まされる主人公の些細な願いは、いわゆる「猫吸い」と呼ばれるアレ。ラストは序文と中盤からの繋がりが指し示す通り、寂し気な幕引きだが……。何かしら疾患やアレルギーを抱える人の心に残る作品です。ちなみに私自身も動物アレルギーがあるので深く沁みます。