第69話 代表作のPV伸び悩みについて考える。禁断の問題作!
◆「飯屋のせがれ、魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」
https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346
頑張って毎日更新しておるわけですよ。ですが、年末年始のPVは重かった。
伸びませんでした。
あれです。予想はしとりましたよ。
・年末年始でお出かけとか、レジャーとか、家族団らんとか。
・年末特番、お正月特番、駅伝、大作映画、総集編……。
・寝正月。
弱小Web小説など読んでる場合ではないわけですよ。ねえ。
そこに加えて「カクヨムコン8」ですよ。「1枚目」=100位までのランキングに載ればブーストが掛かって、読者さんが読みに来る。
これはそういう風にできていますからね。神が造りたまいし摂理なので逆らえない。
残念ながら「2枚目(言葉は格好良いが)」の底辺を彷徨っている当該作品では読者を呼べないのであります。
その結果どうなったか? こうなった。
【画像1】https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330651574266314
・右端が2023.01.06朝。
・左に行くにつれて遡る。
・12/30、12/31、1/1の3日間がポコンと落ち込んでいるのがお分かりだろうか。
・1/2以降ようやく復調の兆しあり。
→そう信じて生きていく。うん。🥺
という苦しい年末年始だった。
1/2-5はちょっと戻ってきた感じに見える。目をこすりながら見ても、ちょっと増えてきた感じ。そうであってほしい。
なので、今後復活の目は無いのだろうかと希望的観測を連ねてみた。
精神的健康のために。
データを見に行こう。科学の国へ出発だー!
【画像2】https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330651573954251
もう赤裸々ですよ。隠すものなどございません。
画像のグラフは2023.01.06朝時点での「飯屋のせがれ」エピソード別PV数分布でございます。
ああ、見事な右肩下がり。
これはね。誰の作品でも(普通は)こうなるものでございます。
#1から読み始めて順番に読み進めるわけで、#1のPVが多くて、新しくなるほど少なくなる。
たまに、「一度に多数のEpを公開した」作品などはどーんとフラットにPVが付いたりするようです。
後は、「なろう」方面から移民団を率いてカクヨム国に移住して来られた徐福様とかモーゼ様みたいなトップランカー作品の場合とかは例外的に、超絶的な読者継続率を誇っておられますね。
当作品は「草の根」タイプなので、そういうヒット作とは一線を画しておるのですよ。量産型MSみたいな感じ? ボールですよ、ボール。
◆無理やりにでも明るい未来を見る。
①第1期:急降下期(#1-#11)
この時期は読み始めであり、通常急激にPVが下がっていく。離脱・選別が起きる時期である。早くこれが底を打って安定してほしいと、すべての作者が願う。
この時に、「立ち上がり」が重要だということでいわゆる「ブラバ(ブラウザバック)」を防ごうと、#1にあの手この手の盛り上げ策を入れ込むわけだ。
ウチの場合、そういう知恵がつく前にスタートしてしまったので#1はそれ程強力ではない。後からテコ入れ改稿を若干は入れましたがね。
結果、「#2のPV数÷#1のPV数」である「VIT」は77%である。
これは「悪くない」と時空研では考えている。(目標はトップランカー並みの80%以上だが……)
②第2期:第1次安定期(#12-#56)
いわゆるバスタブ状に底を打った形になっている。
しかも、#56では10,000PVまで戻しているのは燦然たる成果である。
#56というと「サトリのお化け。」の回であり、王子暗殺の陰謀に対して主人公ステファノが(ホームズのごとき)探偵ぶりを発揮している最中である。
ということは、「魔術都市陰謀編」&探偵ごっこは一応成功しているということだ。
③第3期:第1次凋落期(#57-#83)
残念ながら#57以降、PVはダダ下がりになる。#84あたりからまた底を打ってくるのだが。
当該回次期間は「魔術都市陰謀編」の後半部分であり、探偵ごっこが一段落してステファノよりも周りの人間が活躍するお話が続いていた。
回想シーンとかね。
作者的には渾身のアクションシーンを散りばめて盛り上げているつもりだが、受けはいまいちということになる。
勝手な憶測だが、「女性受けが悪いセクション」なのかもしれない。
④第4期:第2次安定期(#84-#109)
ここも必死にPVを支えて頑張っている。#109では5,000PVオーバーでこらえているのだ。
この時期は、ステファノが悪の一味に捕らわれ殺されそうになるピンチを脱出し、摩訶不思議なる超常能力「ギフト」を獲得するに至る、本作において極めて重要な転換期に当たる。
したがって、ここを評価していただくのは非常に嬉しいのであるが、「もっと盛り上がって!」というのが作者としての欲というものである。
⑤第5期:第2次凋落期(#110-#132)
5000PVレベルから2700PVくらいまでダダ下がってくる時期である。
角度が急すぎる。
この時期に何をやっているかというと、基本的には「ギフトの研究」である。手段として「いろはうた」の暗号を解読するという、相当マニアックな方向に走ってしまった。
作者の性癖爆発である。
これは地味で暗く、読者が離れたと思われる。
しかし、ここを切り捨てるつもりは無い! これはこれとして乗り越える!
⑥第6期:第3次安定期(#133-#148)
この後なんとか少し盛り返すのは、魔法修行編に転換し、対決や修行シーンを入れたせいではないかと分析している。
⑦第7期:第3次凋落期(#149-#153)
ここでまたしても右肩下がりの悪化傾向が現れた。この時期は、「世界の謎」に挑んでいるSFテイストを帯びた時期である。
作者第2の性癖爆発である。
テイストをころころ変えると読者が離れるというモデルケースにしていただきたい。
しかし、性癖なので後悔はない。この設定は今後大切にして行く予定である。
⑧第8期:第4次安定期?(#154-)
そして現在に至る。主人公ステファノは、とうとう「王立アカデミー」に入学を果たし、「魔術学科」の一員となった。
もう「タイトル詐欺」とは言わせない。グスン。
◆「これから」なわけですよ。この作品は。
希望的に観ればだ。第2期~第3期にかけて溜まっている「先の展開を読んでいない読者」が、これから読み進める可能性を残しているわけです。
サザンのメロディに載って「津波のような侘しさ」が押し寄せてくれば、#57以降のPVがドドンと上がる可能性はある。きっとある。
それを信じて、時空研はこの物語を書き続けます。
たとえ鼻炎でキーボードを濡らそうとも。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます