第23話 PCネタが続いたので、ここらで作品プロモーションの話に戻ろう。

◆2022.11.06朝時点のレポート:

 https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330649258872953


 ◆◆◆


 すべてはこの作品を「楽しくお仕事 in 異世界」中編コンテストにエントリーしたことから始まった。


「うちのAIが転生させてくれたので異世界で静かに暮らそうと思ったが、外野がうるさいので自重を捨ててやった。」

 https://kakuyomu.jp/works/16816927863047596907


 冒頭の近況ノートに載せているように、10/17のエントリー前に比べると日々のPVは改善した。おさらいになるがこれは、「わかりやすいタイトルへの変更」「作品の本質を伝えるキャッチコピーへの変更」「内容に沿った紹介文」に改訂したことが主な原因だと思っている。


 その他、ぼやっとしたタイトルのエピソードはタイトル変更して読み続けてもらいやすくするなど、細かい変更も加えているが、その効果は小さいだろう。


 もろもろのプロモーション活動の結果、日々のPVが800~1000くらい集まる日が出ている。ありがたい話である。


 読者の皆さん、ありがとうございます。m(__)m


 しかし、こうなると欲が出る。もっと伸ばしたい。

 もう一つの代表作ほどとはいわないが、4ケタ台のPVを日々維持するくらいになれないものか?


「飯屋のせがれ、魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」

 https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346


 そこで考えてみた。考えるのはタダなので。


 ビジネスの世界で商品の競争力を高める伝統的手法として、「SWOT分析」というものがある。


 ・Strength:強味

 ・Weakness:弱み

 ・Opportunity:機会

 ・Threat:脅威


 もう擦り切れるほどに擦られたテーマなので、興味のある人はググってみるといくらでも解説ページに出会える。「もしドラ」なんかにも出て来るだろう。たぶん。


 いろいろ見方ややり方があるだろうが、競争という物を俯瞰する意味でそれぞれの項目の立ち位置を頭に入れて置くべきだと思う。


 SとWはライバルとの関係性(競争優位)を分析し、より優位に立つための戦術立案をするために見るものである。


 これに対して、OとTは「商品の外側」に存在する状況である。


 Oとは「今はラブコメが流行っている」とか「コンテスト祭りが終わったので読まれやすい」とか、商品に有利(あるいは不利)に働く環境のことである。


 Tとは「ものごっつい新作がデビューした」とか「人気漫画の無料公開サイトができた」など、イノベーションや侵略者の出現を表わすと考えよう。



 で、どうするか?


 Tは長期的、戦略的テーマなので、ここでは省く。自分で動かせないし。

 Oはどうか? 機会はあると思う。


 12/1からは「カクヨムコン」が始まる。実力ある、あるいは実績ある作家さんたちが新作を携えて参入の瞬間に向けて日夜準備を進めている筈だ。


 ということは、11月は「それ以外の作品に振り向ける余力が小さくなる」はずである。これは泡沫作品にとってチャンスと言えるだろう。

 一種の空白期間である。「ブルーオーシャン」と言われる競争の少ない、静かな海。


 なので、作戦その①は「11月にテコ入れする」ことだ。平凡だが。


 名付けて「冬の湘南海岸作戦(R)」だ! 空いてるぞ、こるぁー!

 湘南じゃなくても良いけど、関東在住なのでこれで良い。


 さて、SとWはどうよ?


 Sはもう「俺TUEEE」をやるしかないでしょう。気持ちよく無双してやりましょう。で、それを宣伝する。近況ノート、FB、はてなブックマーク、twitter、Blogger。


 Wですよ、問題は。これはわかっているんです。1話の長さが短すぎて、話数が多すぎるんです。知ってますよ。


 だったら、エピソード4つを1つに合体して全体の話数を減らしたらどうなるの?

その場合、過去のPVってちゃんと合算されるのだろうか? それとも「代表ページ」のPVだけ残って、それ以外のページ分は消えてしまうのか?


 何となく後者な気がする。


 Ep1=100

 Ep2=50


 という状態で、Ep1の末尾に「Ep2の中身」をコピペしたとする。当然Ep2自体は削除する。


 そうすると


 Ep1=100 (実は内容はEp1+Ep2)

(Ep2……削除済み)


 という結果になるわね。ふむ。


 だとしたら、「実害はあるのか?」。あると言えば、ある。


「作品の累計PV数が激減する」


「うちのAI」は一応累計PV数が36kPVを超えているが、これが4分の1の9kPVとかに減る。寂しい……。


 寂しいのは酒の力で誤魔化すとして、「商品の看板」というものがある。


「累計36kPV突破の人気作品!」とかやれなくなる訳だ。36kくらいじゃ迫力無いけど。


 あるいは読者が作品検索する際に不利になる? ランキングは?


 検索項目に「PV数」を指定する機能はない。そういう意味では「応援数」でも足切りはできない。ならば検索の点では「不利」にはならない。


 ランキングの法則は定かでないが、「ある期間」または「生涯」のポイントで争う物である。ポイントの中身は「フォロワー数」「★数」「PV数」だろうと思う。


 当研究所の研究によると、「フォロワー数」と「★数」の間には強力な正の相関が存在する。要するにフォロワーに★がついて来るということ。


 そしてフォロワーは作品につくのであって、エピソードには関係ない。★もそうである。そこはたぶん、運営が考えた上で設計してある。

(それだとエピソード毎の指標(作者が参考とするため)がないので、「応援」という機能をつけたのだと想像している)


 だったら、「累計PV数」を失うことになってもほとんど影響ないんじゃない?


 あるとすると、リワードだ。あのアドスコアを計算するときに、エピソードが削除されているとその部分をゴソっと失うことにならないだろうか?


 これはわからない。どういうフローとタイミングでデータを固定しているか?

 せめてもの備えとして、エピソード統合をやるなら月末ではなく、月初め(その月のPV数→アドスコアが溜まる前)にやった方がよさそうだ。


 だったら11月5日という現時点はそんなに悪くない。よしやろう。


 ということで、作戦その②はエピソード統合大作戦である。平成の市町村合併ブームみたいな? 狙いも似てるかな。ちょっと違うか。

 効果としては「フォローボタン」「おすすめレビューボタン」までの「遠すぎた橋」を引き寄せることである。


 「レジ横作戦(R)」は有効な作戦だと思っているが、そもそも「レジまで近い」方が便利に決まっている。導線を整理しよう。


 形から入るでお馴染みの時空研では、これを「レジ近作戦(R)」と呼ぼう。


 最後に、作戦その③。導入部が大切だよね。

 商品の競争力を高めるため、導入部にテコ入れを図りたい。すなわち!


「プロローグ」をぶっこもう!


 プロローグは諸刃の剣らしい。読まれずに飛ばされることもあるし、気に入らなければ本編を読まずに去っていくことになる。怖いよ「直帰率」。


 なので、姑息な手段を取る!


 プロローグなのに、プロローグと思わせない。しれっと「第1話」を「第1話」の前に突っ込む。


 どうせ「令和の大改編」をやっちまうのだ。「話数」だとかなんとか、もうご破算なのだ。今しかないのだ。いつやるの? イマでしy……!



 さて、果たしてこの「全身改造大作戦」で「うちのAI」は一体どうなるのであろうか? PVは伸びるの、減るの? 「お仕事コン」から追放されるの?


 そもそもカクヨム界からBANされないの?


 やってみなけりゃわからない。迷わずやれよ。やればわかるさ。


 この結果は、来週あたりの本創作論「売れファン」でご報告しよう。ひとまず、さらばだ!

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