第12話 「アイドル」と「モノノフ」になる。

◆2022.10.26朝時点のレポート:

 https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330648842813353


 ◆◆◆


 「モノノフ」というのは「ももクロ」のファン集団を指す特別な名詞であるらしい。


 そこらへんは疎いので、「そういう風なファン集団」という緩い解釈で、見逃してほしい。


 より一般化するなら、「推し」と「ファン」の関係性というべきなのか。

 そういうものを「作家」と「読者」の間に構築できた者が、Web小説家としての「勝者」ではないかと考える。


「推し=作者」はPVやフォロー、「★」をもらう。そのメリットはわかりやすい。


 では、「ファン=読者」は何を得るか?


 それは、「成功体験の共有」ではないか?


「自分たちが」応援したことによって、厳しい競争を勝ち抜いた「推し」がセンターを取る。メジャーデビューする。チャートの1位になる。武道館コンサートを実現する。


 そこでは「推し」の成功体験と、「ファン」の成功体験が同一化されている。


「推し」の成功(幸福)を自分のものとして喜ぶ。

 それが一番の幸せではないのか?


 「愛の幸福」は「愛されること」よりも「愛すること」にある。


 スタジアムを塵一つない状態に片づけて帰る、熱狂的なサッカーファン。

 それは自分たちが褒められるためにやっているのではなく、「そういうファンを持っている素晴らしいチーム」であることをアピールするためにやっているのではないか?


 ならば、カクヨム作家は成功体験を共有する場を作るべきである。

 おそらく「サポーター限定ノート」とは、そのために作られたコミュニケーション手段であろう。


 「あなたのおかげでわたしは幸せになりました」


 それこそが究極のコミュニケーションなのだ。


 作者は毎朝、「時空研レポート」なる成果報告を「近況ノート」で流している。

 その一例を掲載しよう。

 https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330648649800597


 ここでは主に前日の成果に基づく「ジャンル別週間順位」を報告している。

 運営から届く「ランクUp通知幸福の手紙」のお裾分けである。


「サポーター限定ノート」でも日報を流している。そちらはもっと踏み込んだ内容である。(サポーター以外には開けないと思うが、実例を貼っておく)

 https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330648651180655


 もちろん良いことばかりは起きない。ランクが落ちることもある。

 そういう時も赤裸々に実態を報告する。


 焦りや葛藤や、迷いや決意を、感じたままに訴える。


 そうして、どうやって立ち直るつもりかを語っている。

 助けてもらうためではない。一緒にプロセスを共有してもらうためである。


 本稿にしてもそうだ。

 「カクヨム王」に俺はなる! そう大ぶろしきを広げて、結果はどうなるか?


 8割以上の確率で、コケるだろう。(「いや、10割だろう!」って言わないで😢)

 その時に、「ざまあみろ!」と思う人は(日本人の精神構造から言って)少数派だろう。「笑える―w」くらいの人は結構いるかもしれない。


 だが、大半の人は「頑張ってたね」「結果は出なかったが、面白かった」と言ってくれるんじゃないのだろうか? 心の片隅で。


 勝負は明日で終わるわけではない。

 こういう変わったやつが作品を書いている。そう認知してもらうだけでも、恥をかく価値はあると考えている。


 失うものなど何もない。

 「戦わない奴ら」に笑われたとしても、痛くもかゆくもないのだ。


 ありがとう、中島みゆき。



 ところで、「うちのAI」にWeb小説としての致命的な欠陥があるって話はしたっけ? してない? あらま。


 それじゃ次回は、かの作品が抱える「時限爆弾」についてお話ししようじゃないか。


 それまでみなさま、お達者で~。


 ◆◆◆


<INTの計算式をここに記しておく>

◎「創作論」用近況ノート。INTの定義について。

 https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330648767127342


――――――――――

 今日はここまで。


 ここで終わりかよ、「致命的な欠陥」って何だよ、結果が出ない方が面白いって思った方は、よろしければ「作品フォロー」「おすすめレビュー★評価」をお願いいたします。


◆「うちのAIが転生させてくれたので異世界で静かに暮らそうと思ったが、外野がうるさいので自重を捨ててやった。」

 https://kakuyomu.jp/works/16816927863047596907


◆「飯屋のせがれ、魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」

 https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346

 も、どうぞよろしく。😉

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