わたしと幸せ
綺麗にこしらえられたあなただけの幸せ。それがもし、目の前に用意されたら、手を伸ばすだろうか。
一瞬の躊躇い、戸惑う良心。簡単に手に入る幸せの真贋は。
それは苦労を乗り越えてようやく掴み取る褒美。甘美な香りのする高嶺の花。果たしてそうだろうか。
目の前にそれが現れたのは、私にそれを受け取る価値があるからだ。幸せになる権利があるからだ。果たしてそうだろうか。
幸せ。その定義、中身、賞味期限は自分次第だ。幸せは花、華やかさと鮮度が命と思えばそうなる。幸せは日常、あなたと一緒にいる限り永遠。そう信じればそうなのだ。
この先にある旅路。幸せを外に探す旅にするも自由。幸せを内に探す旅にするのも良し。幸せは自由だ。
真夜中書房 木之下ゆうり @sleeptight_u_u
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