お話としても設定としてもいろいろと惜しい出来

永遠の命と膨大な魔力を持ったチート転移者のおっさんによるサクサク建国一代記

主人公のこの世界でのお話の終わりを最初から決めて書いていたであろうため
後半の時間経過による急速な物語の畳み方が、既存キャラの死亡と引き継ぎを始めとした
時間の経過により発生するであろう美味しそうな展開を軒並みすっとばしているのが非常にもったいない
というか作中の人物達がそれを望むか、主人公の心情的に使うかどうかは別として、
序盤で健康な状態に体の時を戻していたし、彼の能力をフル活用すれば寿命や病気で死ぬキャラはいないよね?とも思う

全体としてのまとまりは良いのだが
そういう辻褄合わせの無理矢理感や設定の甘い部分が随所から感じられるのが残念