陳平、富家の女をめとる
はじめ、時間は遡ります。
平は人となり長大で美色(美男子)でした。人のあるものが陳平についていって申しました。
「貧しきに何を食して肥えることかくのごとし?」
その
「
伯はこれを聞き、その婦を
平が長じるにおよび、妻をめとるべきに、富人であえて(陳平に妻を)あたえるものはなく、貧しきものは平もまたこれを恥じました。
久しくして、戶牖郷の富人に
負は平にしたがいてその家にいたると、家はなんと負郭(城郭の壁のそば)のせまい
張負は帰り、その子・仲にいって申しました。
「吾は
張仲は申しました。
「平は貧しきに事をこととせず、一県中ことごとくそのなすところを笑っています、ひとりどうして女をおあたえになるのです?」
負は申しました。
「人で、もとより好美なること陳平のごとくにして長く貧賤たるものがあるだろうか?」
ついに女をあたえました。平が貧しきがために、そこで仮に幣(贈り物)を貸してそして聘(婚約)し、酒肉の
「貧のゆえをもって、人につかえて謹まざることなかれ。兄・伯につかえること父につかえるがごとく、
平はすでに張氏の女をめとると、
里中の社に、陳平が
父老は申しました。
「善いかな、陳
陳平は申しました。
「
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