鴻門の会(上)
「臣は將軍と力をあわせて秦を攻め、將軍は
項羽がいいました。
「これは沛公の
項羽はその日のながれのままにそこで沛公を留めてともに飲みました。
項羽、
沛公は北をむいて坐り、
范增はしばしば項羽に目くばせし、
項羽は默然として応じませんでした。
范增は起って、出で、
「
壽がおわれば、請いてそして剣舞せよ、そして沛公を坐に擊ち、これを殺せ。
しからざれば、
項莊はそこで入って壽(寿)をなし、壽がおわれば、申しました。
「君王と沛公とが飲まれていますが、軍中には樂しみをなすようなものがございません、請いますに、剣舞をさせていただきますように。」
項羽がいいました。
「
項莊は剣を拔いて起ちて舞いました。
項伯もまた剣を拔きて起ちて舞い、常に
ここに張良が軍門にいたって
樊噲は申しました。
「
張良が申しました
「はなはだ急です。今、項莊が剣を拔いて舞っています、その意は常に沛公にあります。」
樊噲は申しました。
「これ
樊噲はすぐさま剣を帶び、盾を
戟を交えていた衞士が止めていれないようにしようとしました、樊噲はその盾をそばだてて(斜めにして)そして
樊噲は宴会の場についに入り、
樊噲は目を
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