酈食其と沛公、陳留をくだす
高陽の人・
沛公の麾下の騎士に酈食其の里の中の人がおり、酈食其は騎士とまみえ、いって申しました。
「諸侯の將で高陽をすぎた者は数十人おるが、吾れがその將を調べるにみな
みずからを用い(頼み)、大度の言を
吾れは聞いておる、沛公は
これはまことに吾れのしたがい
『臣の里の中に
そう申してくれ。」
しかし騎士は申しました。
「沛公は
酈生(酈食其)は申しました。
「
騎士は
沛公が高陽の
沛公はまさに
酈生は入り、そして
「
沛公は罵しりて申しました。
「
酈生は申しました。
「必ず徒をあつめるには、義兵を
ここに沛公は洗うのをやめ、たちて、剣をとり衣を着て、酈生を上坐につけ、酈生に拝謝しました。
酈生はそこで六國の
「計はまさにいずくに出でんとす?」
酈生は申しました。
「足下は糾合の衆をおこし、散乱の兵をおさめましたが、萬人にも満ちておりません。それなのに
それ陳留は、天下の
臣はその令と善くしております。請いますに、その令を足下にくだらすことができるようにしとうございます。
もし聴かれなければ、足下は兵を引きて陳留を攻めなされ、臣は內応をなしましょう。」
ここに酈生を派遣して行かせ、沛公は兵を引いて酈生にしたがいました。
ついに陳留をくだしました。
そして酈食其を号して
酈生はその弟・
時に商は少年をあつめ四千人をえていました。きたりて沛公に属し、沛公は
酈生はつねに
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