張耳と陳餘の反目、彭越、沛公に合流する
ここに趙王・
張耳は陳餘とたがいにまみえ、陳餘があえて趙を救わなかったことについて
陳餘は怒って申しました。
「おもわなかった、君(張耳)の臣(陳餘)を
どうして臣(陳餘)についてこの出来事のために將の印を去らないのか?」
そして
張耳もまたおどろきて受けませんでした。陳餘はたちて
客に張耳に説くものがあり申しました。
「臣は聞いております。
『天が与えて取らなければ、かえってその
今、陳・將軍は君に印をあたえられました。君が受けなければ、かえって天が
張耳はそこでその印を
麾下の
趙王・歇は
さて沛公に目を移します。
春、二月、
彭越はその兵ごと沛公にしたがいました。
彭越は、昌邑の人で、つねに
陳勝、項梁が起ったとき、少年のあるものが彭越にいって申しました。
「たくさんの豪傑がそれぞれ立って秦にそむいている。仲(彭越の
彭越は申しました。
「両龍がまさに闘っている。しばらくこのことは待て」
「請う、仲(彭越)よ、長となれ」
越は拝謝して申しました。
「臣は諸君とともにすることを願わない」
少年たちはしいて請いました、そこでやむをえず許しました。
少年たちと
旦日の日がいでて、十餘人がおくれました。おくれたものは日が
「臣は老なり(年上である)、諸君が、しいてもって長とした。今、期して多くがおくれるも、ことごとくは
そして
みな、笑って申しました。
「どうしてそこまでしないといけない!、請う、おくれることあえてせず(もう遅れません)」
ここに彭越は一人を引いてそのものを斬りました。壇をもうけて祭り、
みな大いに驚き、あえて
そこで地を略し、諸侯の
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