項羽、宋義を斬る、鉅鹿の戦い
十一月のことです。
軍中に令をだして申しました。
「宋義は齊と謀って楚に
この時にあたり、諸將はみなおそれ服し、あえて
みなが申しました。
「はじめに楚を立てたものは、將軍の家であった。今、將軍は乱を誅された。」
そしてそれぞれともに項羽を立てて假(仮)・上將軍としました。
人をして宋義の子を追わせ、齊にゆこうとするのを殺しました。
懷王はそこで項羽を上將軍とし、
戦場に、
項羽はすでに
楚は當陽君、蒲將軍を派遣し、卒二萬を
戦って少し利があり、
項羽はそこでことごとく兵を引いて河を渡りました。
みなで船を沈め、釜、
楚兵は死に物狂いとなり、戦場を
戦場にいたるとすぐさま王離を囲み、秦軍と遭遇し、九回戦って、大いに秦軍をやぶりました。
章邯の軍は兵を引いてしりぞきました。
さすがの名将・章邯も、項羽の軍の勢いにはたじたじになったようです。
諸侯の兵はそこであえて進んで秦軍を撃ち、ついに
この時にあたり、楚の兵の動きは諸侯のなかで
諸侯の軍で鉅鹿を救いに来たものは十餘
楚が秦を撃つにおよんで、諸侯の将は壁の上からその戦いぶりをみました。楚の戦士は一で十にあたらないものはなく、
諸侯の軍は、楚の軍、項羽の率いる軍をみて、ひとびと、一人一人が
ここにすでに秦軍をやぶり、項羽はまねきて諸侯の將と謁見しました。諸侯の將は
みな、膝をついてそこを行ってすすまないものはなく、あえて仰ぎみるものもおりませんでした。項羽はこれよりはじめて諸侯の上將軍となり、諸侯はみな、項羽に
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