李斯、死して、趙高、丞相となる
賢明な
民を圧迫し、酷使する政権、それが秦の本質だったのでしょうか?しかしその終わりの声は、その強力な法による支配と、栄華がはなやかだったがゆえに、哀愁をさそい、我々の胸に響いてきます。
秦には秦という国の役割がきっとあったはずです。歴史はそれを刻んでいる。しかしそれが正しかったのか、別の道がなかったのか、よく考えてみる必要があります。
ともかく、李斯には終わりがおとずれます。
趙高はその
李斯は人があらたまった(交代した)ので、そこでその本当とおもうことをこたえました。その度ごとに人に命じてまた李斯を棒で滅多うちさせました。
のち二世皇帝は人に李斯を
趙高の悪知恵と、李斯の絶望が伝わります。なんということをするのでしょう。
李斯は趙高らの
二世皇帝は喜んで申されました。
「趙君がいなければ、まず丞相の売るところとなるところだった!」
二世皇帝のもとに
使者が来たり、丞相の下吏と会しましたが、趙高がみな、でっちあげの
ついにそこで李斯の
かえりみてその中子にいって申しました。
「吾れは
ついに父子それぞれ哭して三族が殺されました。
二世皇帝はそこで趙高を丞相とし、ことは大小となくみな、趙高に決することになりました。
秦の左・右の丞相、将軍はいなくなり、あと、趙高を
趙高の権力欲に秦は翻弄されます。秦の行方が趙高の手にゆだねられたということで、こののちの秦の進路は想像できるようにも思います。
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