陳嬰、母の助言で、項梁に身を寄せる
しかし時に
二月、碭を攻め、三日にして、碭を抜きました。碭の兵を収め、もとと合せて五、六千人でした。
三月、
「
項梁はそこで八千人で江を渡って西へ行きました。
項梁は
陳嬰というものは、もとの東陽の
陳嬰は県の中におり、もとより
東陽の少年(血気盛んな若者を指す)がその令を殺し、それぞれあつまって二萬人となり、嬰を立てて王としようとしました。嬰の母が嬰にいって申しました。
「私(我)がおまえ(汝)の家の婦となってから、まだおまえ(汝)の先の古いもので貴いものがあったのを聞いたことがない。
今、暴れて大名をえても、不祥である。屬するところがあるにまさるものはない。事が成ってもまだ封侯になれるだろう、事が敗れれば逃亡しやすいだろう、世の指名するところでないんだから。」
嬰はそこであえて王とならず、その軍吏にいって申しました。
「項氏は世世(代々)、將の家である。楚では有名な名族だ。今、大事を舉げようとする。その人に力がなければ、できないだろう。我は名族に
そしてその衆はこの言葉に従いました。そしてその兵を
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