応援コメント

張良と太公兵法」への応援コメント

  • 老人が何を教えてくれるのかと思っていたら、書物を授けてくれたのですね。

    一瞬、それだけ、と思いましたが、現代とは書物の価値がまるで比べ物にならない、それこそ宝なんだと気づきました。

    沛公は人材を見抜く才能の持ち主でしょうか。それも一つの才能ですね。
    見抜いたのは人だけではないようですし。

    作者からの返信

    そうです、書物を授けてくれたんです。
    確か『六韜(太公兵法)』として残っているんじゃないかな。
    本当に張良が受け取ったものかはわかりませんけど。

    そうですね、沛公は人を見る目があったんでしょうね。
    こういう人を集める才能は、ちょっとわからんですけどね。
    どこをみるんでしょうね、配下からは綺羅星のように優秀な人材が出ていますけど。

    この張良の逸話といい、沛公の張良の扱いといい、自分の大学時代の先生方を思い出すんですよね。
    あと先生方の教えをどれだけ学べたか、という点を。

    綾森さんも声楽に堪能のようですが、自分の師匠のことを思い出されませんか?
    何ごとでも、言葉で教える先生と、本で教える先生と、そして体の感覚で教える先生と、自発的にわかるように仕向ける先生と、教えないことで教える先生と…、色々おられませんでしたか?
    教え方も色々あります、奥が深いものです。

    この老人が、うん、君、才能あるなぁ、これあげるよ、とすっと書物を渡すだけだったら、張良もここまでの人物になったかどうか。
    書物を手に入れるまでに、老人の靴を取りにいく我慢をさせ、老人から報いを受けるかを試し、そして老人を上回る誠意を見せさせて、はじめて王者の師となる資格を得させた。
    老人の知識に考えさせられます。

    ここに立ち止まって、僕の発言を引き出してくださったのは、綾森さんの呼水なのか、無意識なのかわかりませんが、鋭い質問、ありがとうございます。

    楽しんでいただけたら幸いです。

  • 賢人は人を試し、応えた者に智を授ける。
    理不尽に耐えて獲得した書だから必死に覚えたのかもしれませんね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます、含蓄のある言葉を。

    そうですね、肝に銘じます(笑)。

    なかなか考えさせていただくコメントでした、ありがとうございます。