趙王・武臣、燕に囚われ養卒、活躍する、魏、衛のこと
趙王・
燕は王をとりこにし、地を割くのを求めようとしました。使者が請いうけにゆけば、燕はそこで王を殺すはずです。張耳と陳餘はなやみました。
そこに
しかし養卒で、燕の
張耳と陳餘はこのものを派遣したのでしょう。
「君は張耳、陳餘が何を欲しているかご存知ですか?」
燕の将は申しました。
「その王をえようとするだけだ」
趙の
「君はまだこの両人の欲するところをご存じない。そもそも武臣、張耳、陳餘は、
その勢いがはじめ定まるのを
今、趙の地はすでに服し、この両人もまた趙をわけて王たらんとしています。いぜんに望んでいたがまだできなかったのみにございます。
今、君がそこで趙王をとらえました。この両人は名は趙王を求めるとしながら、実は燕に王を殺してほしいのです。
この両人が趙をわけて自立するとします。そこで半分にわけたうち一つの趙でもなお燕をやすい(下せる)とするでしょう。
いわんや二人の賢王が左と右に手をたずさえて王を殺すの罪を責めて攻撃してくれば、燕を
燕の将はそこで趙王を帰し、
さて
周市は申しました。
「天下が
今、天下はともに秦にそむいている、その義は必ず魏王の後を立てればそこで可となるであろう。」
諸侯は固く周市に立つことを請いましたが、周市はついに固辞して受けませんでした。
この歲、二世皇帝は衛君・角を廃して庶人としました。衛はその祭祀を絶ちました。
ここに『
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