W杯、日本代表メンバー発表！注目は…

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W杯、日本代表メンバー発表！注目は…

　来月開幕するワールドカップに向けたサッカー日本代表26名が発表された。

　世界のトップリーグで活躍する選手たち。中でも注目すべきは、埼玉県出身の武田四兄弟。並居るプロを押し退け、天皇杯で優勝した『キュービックジルコニアTAKEDA』の元メンバーである。

　ロシアの強豪ブルータス・オマエモッスクワァーに所属する武田野心 （たけだ・やしん） は、日本代表不動の守護神。189センチの体躯と長い手足を活かし、クロスやハイボールに強く、抜群の反射神経と鋭い読みでゴールに鍵をかける。モッスクワァーのリーグ連覇は、彼の力があってこそと言えるだろう。ワールドカップでも日本のゴールを死守する。

　野心と共にゴールを守る守備の要、武田医師 （くすし） は、スペインの強豪バルサンで活躍している。昨シーズンのリーグ優勝の立役者であり、193センチの長身から繰り出すヘディングの強さは世界屈指。ラ・リーガでも空中戦のデュエル勝率は驚異の90パーセントを誇る。

　攻撃のタスクを握るのは、武田玲人 （れいじ） 、與範 （おきのり） の二人。兄の玲人は日本代表の中で数少ない国内組。さいたまロイヤルサファイアズに所属している。まだJリーグでの実績、出場時間は短く、チームでもレギュラーとは言い切れない選手が、サプライズで選出された。会見の席で、監督は「兄弟ならではの抜群のコンビネーションで得点を狙って欲しい」と召集の意図を述べた。本大会での出場はあるか。

　一番下の弟・與範は、フランスのパリ・ルサンチマン所属。世界で五本の指に入る強豪チームで、各国の代表選手たちとポジションを争い、レギュラーの座を獲得した。チームでは中盤の司令塔として起用されるが、日本代表では主に最前線でプレーする。抜群の得点感覚は、過去のどの選手と比較しても遜色ない。

　大舞台で世界を相手に躍動する武田四兄弟に刮目しよう。（山崎信一郎）