俺が彼女に堕ちるまで………

クロスディアⅡ

第1話 プロローグ

第1話


『気持ちいいっ♡気持ちいいよぉっ♡』


俺は何を見せられているのだろうか?


俺には幼馴染で彼女な娘が居た。


だが、そんな娘が動画の中では………


『もっとぉ♡もっと、強くぅ♡』


彼女は俺じゃない男の上で、必死に腰を振っていた。


力強く、婬靡で、獣の様に………


『出して♡なかに出して♡私の赤ちゃん部屋を貴方ので満たしてっ♡』


媚びる様に、彼女はそう懇願していた。


これじゃあ、唯の情婦じゃないか………


☆☆☆


動画が終了した瞬間、声が響いてきた。


「ほら、彼氏に黙ってあんな事をしてるよ、彼女?」


煩い………


「言ったでしょう、僕にしなって………」


黙れ………


「僕は裏切らないよ?だから、私の物になってよ。」


ふざけるな………


「ほら、堕ちちゃえ♪堕ちちゃえ♪」


そもそも、アイツは………


「君のせいだろう?僕のせいじゃない。」


違う!アイツはお前に………


「いいや、君が殺したんだ。その手でね。」


声の主が俺に抱き着き、頬擦りしながら、身体を擦り付けてくる。


柔らかい身体を味合わせる様に、感じさせる様にみっちりと押し付けてるのだ。


そんな事をしても、俺は………


「いいや、君は堕ちるさ。だって………」


────其処に居るのは、あの動画と同じ顔をした存在。


ソイツはニヤニヤと嘲る様な、何処か淫靡な顔で………


「────僕は君の幼馴染で、愛しの彼女なんだよ?」


────と、コイツはそう告げた。


「ふざけるな、化け物が!」


────何故なら、コイツは俺から彼女を奪った張本人、いや化け物なのだから。


続く

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