最新話拝読させていただきました。
前半のアルバたちとエルシオのやりとりいいですね。裏切り者の存在が誰なのか気になるところなんですが、いったい誰なんでしょうね。ヒントを見逃しているかな。気になるなあ……。
ライとナタリアのことが好きなんだね、と指摘されたときのエルシオの反応がツンデレみがあって可愛かったです。ルカと話していたときといい、面倒見がいいやつなんですよね……。こういう兄貴肌のやつ好きです。
後半のライとシドの戦闘、わくわくして血が沸き立つような迫力がありました。糸を使う暗殺者。戦い方もスマートで冷酷でイカれていて、最高にクールなやつですね。脚が切れることを厭わずに冷静に攻撃を繰り出したライの人間離れした冷たい判断力、ぞっとしました。彼は人の心をある程度得ているとはいえ、やはり暗殺人形なんだと感じます。殺すために、自己が壊れることを厭わないんですから……。
しかし、一番驚いたのはライの迷いですね。シドの言葉ってどう考えてもイカれていて独善的なんですけど、ナタリアに色々な経験を積ませて人としての心を知ってもらいたいっていうライの想いも、ある意味ではまた独善的ではあるんですよね。でも、僕はライに寄り添いたいなと強く思わされました……。ナタリアは、きっと心を知ることでさらに綺麗になるんじゃないかと僕も思うので。
ああ、すげえ続きが気になります……。気付いたら何回も続きを確認していた自分がいました。面白いですねやはり。
これからも応援してます
作者からの返信
読了と感想ありがとうございます。これでしばらく食っていけますね…。幸せです。
裏切り者はなかなかのクセ者なのでね……。作者はニコニコしておきます。
エルシオたちの会話はとても楽しかったです。とりあえずエルザさんが一番理性ない気がします笑。エルシオは面倒見がいいですが、指摘されるとああなるので結構ツンデレなんだなと書きながら思いました。暗殺者にはあまり向いてない気がします。
戦闘シーンを久しぶりに書いたので、そう言っていただけてとても嬉しいです!そうなんですよ!!シドは最高にイカれててクールなヤツなんです。しかも、フラフラと勝手にライを殺しに行ってしまって……。当分出てこない予定だったのに……。
やはり浜風さんは気づいてくださいましたね! 自分にも驚きだったんです、ライが迷ったことに。真っ直ぐで無垢で正しいと信じたことをそのままに走っていく子だと思っていたのですが、あの子は迷ったんです。そして、頑なに暗殺人形でないと言い張ってて。けれど、ライの戦い方や判断は明らかに暗殺人形のものなんです。前の話でナタリアは暗殺人形ではなくなりつつあることを頭では理解していましたが、暗殺人形(武器)であろうと頑なになっていました。ライとは逆で。だからこその2話続けてのタイトルでした。
そういう意味で暗殺人形の矛盾を暴いたシドには感謝してます。
できるだけ早く続きをお届けできるよう頑張ります!いつも応援ありがとうございます〜!
編集済
ライとシドの違い、鮮やかでした。
もしライがもう少しだけがらんどうでアリア様の下にいたならば、ナタリアをキレイだと思ったんでしょう。こう言う、主人公級キャラのもう一つの可能性が出てくる展開、好きです。
シドについて。仲間を連れて行かないで、ではなくキレイなあの子を汚さないで、と言う言い方からすると、ナタリアへの憧憬が見られる。憧れると言う事は、シド自体はまるっきりのがらんどうと言う事ではない…? がらんどうを演じている偽物だからこそ、高純度のナタリアに惹かれるのかな?と思いました。
シドとは違う観点ですが、ライが見て来たものをナタリアが知ったら罪悪感でナタリアは壊れてしまいそうに思います。自身がそうではない事、その可能性に気づかない事。自分の方がナタリアよりも人間らしいと思っているライですが、果たしてそれは本当か。
対比を活かした疑問提起ってのはいいですね。
作者からの返信
好みと言って頂けてとても嬉しいです!
シドは実はモブのつもりだったんですよね……。それがいつの間にかライとナタリアを揺らす存在になっていきました。
そして、個人的にはライが迷ったことに驚いたんです。ライは迷わない人だとばかり思っていたので。ライの新しい側面を見られたのはやはりシドのおかげです。ライの欠けている部分が露わになってしまいましたが……
ナタリアとライ、ふたりはどう変わっていくのか楽しみです。