空白の間にナタリアは何を思ったのか、驚愕、失敗への恐怖、安堵 etc...。
底の底で出てきた本音っていいですよね。ドラマです。
そして、銃の細工は彼の仕業となると何を思ってこのトリックを仕掛けたのか。
作者からの返信
この空白こそがナタリアが暗殺人形でなくなったことの証明であるような気もします。いろいろな思いを経て、少しだけ変わったナタリアで次回からはお届けできるかと思います! ライとの距離も詰まったような気がしますし!
銃の細工…、少なくともエルシオはナタリアがライに惹かれていることに気付いていましたし、暗殺人形としての彼女もまた信じていた、というわけです。それではなぜ。この理由はエルシオの行動指針から来るものだったり……
命令を忠実に遂行すること。それ以外の生き方を私は知らない。
ナタリアのこの台詞、ちょっと自分には思うところがあって、言葉にならない悲しさを覚えました。
生まれた環境と暗殺者としての教育を受けてきた背景もありますが、なんて不器用で寂しい娘なんだろうと思いました。ライがこの子のことを気にかけるのもよく分かります。
ナタリアには幸せになって欲しいなあ
作者からの返信
感想ありがとうございます。
頷きすぎて首が取れそうなほどになっております。生まれた環境や育ちで人は形作られると言いますし、こうあるべきと存在意義を焼き付けられたナタリアは己の生き方に疑問を抱かなかった。そんな彼女の目を開いたのはかつての暗殺人形。そう思うと、どこか皮肉も感じます。
ナタリアもライも歪な育ち方をしているので、結局どこまでこころを理解しているのか怪しい所もあります(特にライ)……。
この物語を経て、二人ともが今までにない選択を迫られるようになります。その時、彼らは何を選ぶのか、ぜひ見届けていただきたいです。