最終話 恋が実るその日まで

北野先生へ

私、井杉類は公務員試験に面接で落とされました。総合的に落とされたのでしょう。

でも、悔いはありません。

ダメならまた来年目指します。

先生に会えるのはもう少し先になってしまうかもしれません。

待っていてください。

            井杉類より


北野先生は井杉類をもはや推しというより彼氏として捉えていた。

だから、彼に会えるその日まで先生は待つことにした。

そんな一途な想いに周りが何を見ようと考えようとも関係なかった。

愛しているその人がいるだけで、北野先生は幸せなのだからだ。

私たちはこの2人の恋愛が実るのを待つばかりだ。


(終わり)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

男装カフェのお客さんが高校生の時の恩師でした。 ソノハナルーナ(お休み中) @eaglet

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ