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    第3話 南へへの応援コメント

    私の知り合いにも満州からのひきあげた人がいました。満州では商売をしていてとても裕福に過ごしていて、趣味の狩りのために猟犬も何匹か飼っていて……そして戦争に負けて引き上げる時に、その一家が乗った電車をその大事に飼っていた犬たちがいつまでもいつまでも追いかけてきたそうで、その光景が今でも悲しく忘れられない、と言っていました。今その人も90歳になりました。

    けいこさんに「素敵で貴重なお話をありがとうございました」とお伝え下さいね。
    赤ちゃんだった弟さんが無事だったのは本当に素晴らしく、そして迎えに行ったお父さんも素晴らしいですね。その中国人の方達が良い方たちで良かったですね。
    でも当時本当にそういう親切な中国人はとても多かったと、やはりその知り合いからも聞きました。


    追記

    お返事をどのように書けばいいかわからず、追記という形での返信とさせていただきますが、もしかしたら「猟犬が追いかけてきた」と誤解されたかもしれないので付け足しです。
    その「猟犬」は可愛がっていた愛犬達で、家族に置いていかれるのが悲しくて、列車に乗った家族を走ってどこまでも追いかけてきたのだそうで、その人の両親が人間以上に動物を可愛がる大変な愛犬家だったため、家族皆がそれを見てどこまでも列車から離れず追ってくる犬の姿と嘆くお母さんの姿が可哀想で、忘れられない光景だったそうです。

    でもそのときは人間でも生きるか死ぬかわからず、犬達のことはどうしょうもしてあげられなかったんですよね。戦争とは本当に罪深いものですね。

    作者からの返信

    そうでしたか。もう言葉もありません
    猟犬が追いかけてきた。今まで、普通に暮らしていた
    いや、夢を追いかけてきた人たちが、犬にも現実にも追われて
    日本に戻らねばならなくなる

    弟さんは、本当にお父さん頑張ったと思います。そして、本編には乗せなかったのですが、けい子さんは、その中国人に何度も何度も、感謝、有難うと記載してました

    伽羅様の優しいお心を必ず伝えます。
    最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!

  • 第2話 地獄の始まりへの応援コメント

    本当に悲しいけれどこんな悲しいことばかりだったんですよね、辛いですね、戦争の話って。
    でも読まずにはいられないです。

    作者からの返信

    伽羅様
    ありがとうございます
    もし、自分がこの地に居たらと考えると・・

    けい子様にもご家族を通して、伽羅様の優しい思いを伝えさせ
    て頂いてます

  • 第1話 結婚式の現実への応援コメント

    この先を読むのつらいですが、読まずにいられないですね。素晴らしい。

    作者からの返信

    伽羅様
    ありがとうございます
    白内障を患いながら
    ふり絞って原稿に向かったけい子さんの気持ちが
    伽羅様のこのコメントで報われたと思います

  • 第3話 南へへの応援コメント

    このお話は、戦争というものの業の深さ、筆舌に尽くしがたい出来事を、見事に書き上げていらっしゃるなと思います。
    深く考えさせられました。

    作者からの返信

    相ケ瀬様

    最後までお読み頂きありがとうございました
    この話を友人から聞いた時は衝撃で、彼から是非私に
    書いて欲しいと言われたのです

    より多くの人にけい子さんの体験を知って欲しい
    そして相ケ瀬様に伝わった事が嬉しいです

  • 第3話 南へへの応援コメント

    子供の頃、テレビで一年に一度必ず「中国残留孤児」のニュースをやってた。20歳の頃、山崎豊子さんの小説「大地の子」の日中合作ドラマを見た。そして今、この作品を読んだ。人の運命は本当に紙一重だなと、改めて生きてることに感謝ですね。
    けいこさん、一言で言い表せないほどご苦労された人生だったと思いますが、いま元気でいらっしゃることが、何よりです。

    作者からの返信

    isaovege様

    ありがとうございます
    ご指摘通りです。
    私も「大地の子」をテレビで見た事があります
    けい子さんの手記からは、山崎豊子さんとは違った生々しい真実が
    語られてて
    思わず小説化したのです

    この経験は多くの人にしってもらいたい
    isaovege様にもしっかりと伝わり、けい子様は喜んでられると思います

  • 第2話 地獄の始まりへの応援コメント

    周囲の変化に対する少女のココロの揺らが状況がグッと、でもある意味冷静に、伝わってきます。それだけに、そのシーンを想像すると腹にズーンと来ますね。

    作者からの返信

    isaovege様

    ありがとうございます。
    ご指摘通り、とんでもない地獄の中で必死に生きていたんです

  • 第1話 結婚式の現実への応援コメント

    満州には行ったことありませんが、さぞかし広大で美しい大地なんでしょうね。三話読んだ後に一話を読むと、この序章がとてもドラマチックな幕開けに感じます。

    作者からの返信

    isaovege

    ありがとうございます
    isaovege様のコメントで私が伝えたかった事がしっかり伝わったと
    感じました

  • 第2話 地獄の始まりへの応援コメント

    祖母が満州から引き揚げした、と話してくれました。
    当時、祖母は2歳でもし、はぐれていたら中国残留孤児として、私は生まれていなかったんだ、と祖母の話を思い出しました。
    父方の祖父母が小倉に住んでいたので、もし、原爆が小倉に落とされる計画が遂行されていたら、私は確実に生まれてはいなかったでしょう。
    バタフライエフェクトとは言いますが、歴史ってそんな奇跡のような積み重ねがあるのだ、とこの作品で教えてもらいました。

    作者からの返信

    詩歩子様

    コメントありがとうございます。ご指摘の通りです。これは詩歩子様だけではなく、この戦争を生き抜いた日本人がいたから、地獄に耐えた大先輩が居たからこそ我々が生きているのだと思います

    他人事ではなく、遠くの昔のことではなく、我々自身の身近に感じて頂ければと思います。

    なので詩歩子様のコメントはとても嬉しいです。作者である私も、けい子様も、けい子様の息子さんも本望です

  • 第2話 地獄の始まりへの応援コメント

    満州引き上げ、胸が痛くなるほど、心に迫ってきます。

    作者からの返信

    相ヶ瀬様

    ありがとうございます。これが本当に、つい最近に日本人にふりかかった歴史。残酷です