第5話新たな出会い

気がつくと智夏は,自分の部屋のベットで

いつのまにか寝ていたみたいだった。

ふと右手を見るとあの時真緒からもらった

ストラップがあった

「夢じゃなかったんだ」

智夏は,ストラップを見ながら独り言を言った

ベットから起き上がり急いで学校に行く

準備をして家を出た。

いつも通り学校に向かって歩いていると

「蔓井さんだよね?」

後ろからそんな声がして振り返ると

「ごめんね、びっくりしたよね

「いや,大丈夫だよ」

背が高くって大人ぽい感じの女の子が

智夏の反応を見たからか智夏に謝ると

智夏は,女の子にそう答えた。

「私,小坂明よろしくね」

「蔓井智夏です」

明は、智夏に自分の名前を言うと

智夏も自分の名前を言った.

しばらく話しながら学校に向かっていると

あっという間に学校に着いていた。

「蔓井さん,今日一緒に帰らない」

智夏は,嬉しくって思わず頷いた。

「じゃあ,またあとでね」

「うん」

あの不思議な事があってから

智夏は,少し前向きになっていた.

「ありがとう、真緒」

智夏は,空を見上げながら

そう独り事を呟くと

教室に向かって歩き出した。



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夜空に浮かぶ月 ツキミ @TULIP1516

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