池田邦彦氏の漫画に、「カレチ」という作品があります。その最後に、こんな趣旨の会話があります。「Aさん(故人・元車掌)は、弱い人でした」「でも、その弱さも許されていたのが、国鉄だった」まさに、その会話通りの社会がさらに進んでいれば、こうなったであろうな。そんなことを、考えさせられます。無駄に見える「人」も、社会全体で考えれば「人材」足りうるのではないか。そのような枠組みを作れないままの社会への、アンチテーゼですな。