あとがき

 この物語を最後までお読みいただきありがとうございます。

 この物語は星新一の『真夜中の迷子』というショートショートにインスピレーションを受け執筆しました。

 この原作の星新一のショートショートは、真夜中に散歩をしていた青年の話で、夜中の散歩中にだけきれいな女性の囁き声が青年の耳元で聞こえるというもの。

 彼女のことで頭がいっぱいの青年は、寝食を忘れ真夜中の散歩を続け、過労と寝不足で死んでしまう。

 そして死後の世界で青年と彼女は再会するという話。

 こういう純朴な恋って好きなんですよね。

 夜空で煌めく決して届かない星々に手を上しているような、純粋で素朴な恋。

 こういう儚い恋物語が、この作品で描きあら表すことができたら嬉しいです。

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ピアノマンと歌姫 ことはたびひと @Kotoha-Tabihito

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