第108話 「カクヨムコン9」結果発表に寄せて

 まずは何をおいても、受賞者じゅしょうしゃみなさん、おめでとうございます!


 私は顔がせまい(実際の顔は「大きい」)。


 それでも、知っているお名前がそこにあると「ニヘ」と、してしまいました。


 本当に、おめでとうございます。


 さて。


 私のほうは残念ざんねんながら、またも中間どまり。いつかは最終選考さいしゅうせんこうくらいには残りたいものです。目標もくひょうを低くしているのではなく、最終選考に残れば編集へんしゅうさんがつくこともあり得るかなと思いますので。現実的な、まずはそこが目標なのです!


 受賞じゅしょうを逃したとはいえ、「モニかな」だけは続けます。


 短編賞の選評せんぴょうで「1万字以内で表現出来るかどうか」とありましたが、「モニかな」に関しては無理やりその枠に押し込めたところもあるので。


 他のものにかんしてはいなくき切れ……、やっぱり悔しいですけどね!


 以下、中間突破した3作品


【マヨヒガの贈り物 ~ぬいぐるみのくまさん~】

 https://kakuyomu.jp/works/16817330668100330103


【クリスマスにチーズケーキを】

 https://kakuyomu.jp/works/16817330669134789697


【モニカのはじめてのおつかい、できるかな? ~王国の運命は幼女に託された!~】

 https://kakuyomu.jp/works/16817330669717008980


 ここからまた始まるのです!


 きたいくらいのくやしい気持ちにまでならなかったのは、「カクヨム」様では長編にまだ挑戦していないから。


 それはあります。


 「カクヨム」様に登録とうろくする以前、「電撃でんげき」様へひたすら送っていた時代は一年に一本だけ、精魂せいこんそそいでいたので……、泣いたなあ、毎回。

 発狂はっきょうするくらいに。

 特に、一次選考せんこうで落ちた時はもう、死にたいくらいにしばらく立ち直れませんでした。


 それでも、今も生きています。

 まだまだ自分が書きたいものを書きあらわせていない気持ちが強いので! 時と共に、創作意欲そうさくいよくがまたき上がれば、死んでも死にきれない。


 一人でがんばることをやめて、次なるステージと選んだ「カクヨム」様に来てからは短編中心、それも一年に一本どころか、けっこう多産となりました。


 それで練度れんどを上げているところです。


 原稿げんこう(紙の本を想定そうていした書き方)と、web媒体ばいたいの書き方は違う。


 それに今はようやくれてきたところですが、まだまだ発想はっそうからして、またその発想をうまくえがくことからして、未熟みじゅく、未熟。


 一生、修行しゅぎょうです。


 そんなわけで、私は「ふでる」ということだけは絶対にないです。

 ここから撤退てったいもないです。

 別の理由、健康けんこうに何かあれば、また環境かんきょうに何かあれば、不慮ふりょのそれさえなければ。

 これからも書き続けることで高みを目指したいと思っています。


 受賞を逃して悔しいと涙する皆さんにも言えることは、コンテストだけがすべてではない。


 自分へのなぐさめにもなりますけど、案外あんがい、コンテスト外でみとめられて、そこから……。


 って、道もありますので。


 私は今はそれにかけて、コンテストに挑戦ちょうせんよりもただひたすら自分の書きたいものを書くことを選んでおります。

 逆引ぎゃくびきのようなもので、出来上がった作品に合うコンテストがあれば送る、それをしようかなと。


 目標もくひょうは変わるものですが、目指すところは結局のところ同じ。

 自己実現じこじつげん

 自らの作品をもっともっと多くの人に知ってもらうこと。

 胸張むねはって「作家」といえる日が来ること。

 細々ほそぼそとでいいので、小説家としてらしていけること。


 その日が来るまでは!


 よろしくお願いします。

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