第102話 KAC2024 お疲れさまでした

 KAC2024。

 カクで参加の方も、ヨムで参加の方も、カク、ヨムで参加の方も。

 春の繁忙期と重なるこのお祭り、惜しくも参加を見送られた方も、お仕事やプライベートに忙しかった方々も。


 皆さん、お疲れさまでした。


 出したお話の解説的なもの、今年はもういいかな。

 ちょっと振り返ろう的な?

 そんな感じで始めます。


 私はKAC二度目だったので、今年は自分のなかでテーマを決めて臨みました。


「優しい世界」


 世の中いろいろありますけど、創作で現実的なそれを見せるのは嫌だなあと、私は。

 それならいっそ、ジャンル何にしても「優しい世界」を描いてみたいと思ったわけですよ。

 ハッピーエンドになるかどうかはともかく、いやな後味だけは残さないと、そんな感じで。


 恋愛、ラブコメ、去年のKACで初挑戦!

 その時にはまだ手探りで、書いていても硬さも目立ち、ぎこちないものばかりでした。一年経て、今年のそれらは少し柔らかく、共感も出来るものになったでしょうか。「優しい世界」をそこでも感じてもらえていたらいいなあ。


 しかし、よもや最初のお題から苦戦するとは! そもそも書き出しを求められるなんて思ってもいなかったので!


 まずはモニカに手伝ってもらって突破しました。


 モニカはほんと、描きやすい!

 だから番外編や前日譚でこのKACでは三つも登場してもらいました。


 最初の「モニかな」は思い出深いものです。


 カクヨムコンの、これもお題企画であった「短編フェス」の最初に現れたモニカ。


 それのコンセプトは「楽しむ!」でした。


 この「どうでも」で語っていたように、カウンセラーさんのところへ通っているうちに、今の自分に何が足りないか、必要かと考えた時、人生を楽しむことだなと。

 創作でもその部分が足りていないと感じたので、思いっきり羽目を外すことを目指して描いたのが「モニかな」でした。描いている時期がまた感慨深くて。コロナからの復帰もまだ万全ではなく、めまい起こして倒れて。その苦しみまだ残るなか、夜中に起き上がって最終話を完全に書き直しもしました。


 それがなんと!

 短編部門で中間も突破ですよ!

 驚きです! モニカ、やりました!!


 そんなわけで、結局本編よりも長くなりましたが、「長編への道のり賞」を目指した作品も「モニかな」でいったわけですが……。


 総じて「モニかな」シリーズはPV上がりませんでした。

 本編の「モニかな」はいまだに読んでもらっていて、そろそろPV1000にも届こうかというのに。


 ここが総括的な感じのする話なのですが、カクヨムコンはどちらかといえば異世界もの、いわゆる「なろう系」や、中高生に受けるようなお話が多かった印象です。もちろん、年齢層高め向けの作品も多かったし、それも中間突破していますが。私のも「モニかな」以外ではそんな感じでしたしね、中間突破したのは。


 逆に、このKACは大人向けの作品が多かった。

 少なくとも、そんな作品のほうがランキングでも上位に行っていました。

 今回はカクヨムコンの時期に、先にも話したようなコロナだとか、けがだとかでヨムが全然出来ていないのを取り戻す勢いでヨムしていたので実感しています。


 コンテストってやっぱり、傾向があるんだなってしみじみ感じますね。

 KACと同時期にカクヨムコンの中間発表あったので、なおさら。


 来年も参加できるなら、傾向と対策は立ててやりたいですね。


 あくまで楽しむことが第一ですが。

 カクヨムコンは中高生に向けて、KACは大人に向けて、と。


 最後にもう一つ。


 完走はしましたけど、皆勤賞もらえるかはまだ分からないのです。

 お題を達成できているかどうか、不安。

 優しい世界ではない「ささくれ」のお題で、ささくれの言葉を使わず、ささくれ立った心を癒すというような感じで物語作ったので。それを認めてもらえるか? そんなKACの難しさを感じるかもしれません、発表後には。


 それでは。


 まだまだヨム出来ていない魅力的な作品たくさんありますので読めるうちに読みたいと思います。

 今回はレビュー書いての何かしら商品的なものはありませんでしたけど、去年と同じく私の燃え上がるレビュー熱も満たしてもらっています。


 応援コメントでは勝手なこといっていますが、レビューは何とか「この素敵な作品を皆さんにもっと読んでもらいたい!」と、書店のポップを変わらず意識して短く簡潔にをモットーに書いています。作者さまにも、読者さまにも受け入れてもらえるといいな。


 そんなどうでもいい話。

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