▼2024年

第98話 低空飛行

 私は自己評価低いです、すごく。


 成功体験のなさがそうさせるのですけど。

 自分に点数をつけるとして、満点なんて絶対にないですし、合格点すら付けられない。


 そもそも自分ではよくやっていると思っていても、


「そんな程度か」

「言い訳ばかりするな」


 と、認めてもらえないことも多かったので。


 過去に縛られていてはいけない。


 指摘受けて「そうか」と気付くことも多いのですけど、それでもふと自分はダメだと出てしまいます。


 趣味に走ってダメな大人と卑下するのは笑い話で済みますけど、ダメな私とついぽろっとでも出て、それで人を不快にするのはいけない。


 私の作品はだいたい、がんばっている人に対してエールを送るようなものが多いのに、それに反するのが最もいけない。


 言霊ことだま


 言葉を扱う以上、言葉に力があると信じないわけにはいきません。


 言い方一つ。

 とはいえど、「ダメ」と言い続けていたらやっぱり「ダメ」になります。

 自分はともかく、いやまあそれもダメですけど、自分の作品までダメとなるとそれを楽しんでくれている人まで否定することになります。

 ダメのマイナススパイラルに陥らないうちに改めないと。

 作者が、リアルが、プラスにならなくてどうしてエールの言葉に説得力を持たせることが出来るのか。


 反省。


 ということで、考えました、探しました、「ダメ」に代わる言葉を。


「低空飛行」


 これ、いいんじゃないでしょうか?


 いつかは高く飛び上がる、今は低空飛行でも。

 低空でも飛んでいることは間違いないのだから。


 ネットで見かけますけど、そんな意味合いですよね? 「低空飛行」。


 うん、いいんじゃないでしょうか!


 ネットスラングだって、時にはいいものありますよね。

 いいものは取り入れていきましょう!


 あるいは


「一旦停止」とか

「徐行運転」とか


 今はちょっと休憩中。

 でも、きっと動き出す!

 走り出す!

 さあ、みんなついてこい!!


 そんなどうでもいい話。

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