第82話 短歌・俳句
「短歌・俳句コンテスト」お疲れさまでした。
私は今回、それの開催発表されたときから「練習」と銘打って作品先行公開、コンテスト前から楽しんでいました。
いや、「勉強していました」。
ずいぶん助けてもらいました。
作品公開して応援やコメントもらうのはいつもと同じでしたが、今回は特に具体的な指摘、アドバイス、添削さえしてもらえたのですから。俳句、短歌方面での師匠と仰ぐお方にまで出会いました!
そして、いざ本番!
だったのですが、開始直後は別のコンテストへの作品を優先して、完全に出遅れてしまいました……。
それでも用意していたものは多くあり(「練習」からも再掲)、また皆さんの句や歌を少しだけでも拝見して刺激を受けて、最終的には意外なほど多くの作品をコンテストに送ること出来ました。
上には上がいるもので、自慢できるような数も質でもないですが。
大事なその質ですが、皆さんの俳句を拝見して気付いたことがあります。
「体験とか、実感がこもったものは心に沁みる」
と、いうこと。
素朴でもいい、いや素朴で素直だからいい。
きっと
もちろん、そこに技法が乗れば、さらに。
想像で書かれていたのだとしても、そこに人生経験が上乗せされれば、なお良し。
コメントで感心を送って、実はフィクションなんですよと返って来たときにはもう、驚天動地! ここまでのものは私には書けないと壁にぶち当たったような気分に打ちひしがれたものです。
そこからはより自分の実感こもったものを書くようにしました。
特に俳句では。
たった17音、ごまかし利かないですから。
ウォーキングでは四季の風景、移り変わりも見ます。日々同じこともない。
ちょっと出掛けていつもと違う風景も見れば、そこにもまた目を凝らして。
俳句をひねり出そうとすることで観察眼も磨かれた気もします。
また、季語は美しい日本語の一つですが、かつて「言の葉」、今は「ことひな」でそれを追求している私にとっては、それを探す、選び取るのは無性に面白いことでした。それで知識の幅も増えて、知的欲求を存分に満たしてもらえたのだから、それもまた俳句創作の思わぬ副産物だったでしょう。
そんなわけで俳句が主になったのですが、短歌はもうちょっと頑張ってみたいところもあります。
古語にも挑戦しましたけど、早々にそれは諦めました。
あやふやなそれで書くよりも、自分の知る言葉で伝えようとしたほうがいいかと。
脱帽という言葉をまた使います。古語も駆使された素晴らしい短歌を見ると、自分がそれをやろうとしたってぼろしか出ないのです。
取り留めなくなってきたのでここでまとめます。
俳句も短歌も、短い文字数。
そこに込めた想い。
それで伝える難しさ、おもしろさ。
今回、本当に楽しんでいました!
その楽しさ、楽しんでいたことを皆さんには評価していただけたのだろうと思っております。
コンテストでの入選は、今回に関しては最初から度外視。
下手の横好きの俳句や短歌をコンテストを理由に数々ひねれた、それを見てもらえただけで十分。
意欲作もいくつか作れましたしね。
まとめればそれだけ。
そんなどうでもいい話。
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