第72話 カク、ヨム

 カク。


 結局、妄想しているときが一番、おもしろかったりします。


 頭のなかは無限大で、その世界はどこまでも広がる。

 その世界では自由に遊べて、その遊びは何よりもおもしろい。


 ところが、いざそれを形にしようとすると……。


 なんか、違う。

 全然、おもしろくない!

 おもしろくならない!!


 悶えるほど、表現の難しさに苦悩します。


 頭のなかの世界、夢のなかのまま、それがあらわせられればそれだけでおもしろいはずなのに!


 ヨム。


 急かされれば焦って、焦るほどにただ読むだけでいいのにそれすら出来ず。


 時間あるんだから。

 余裕のある時に。

 午後には用事あるから、午前のうちに。

 明日は忙しいから、今日のうちに。


 そんなときに限って、なんか身構えて、読めない。


 別にそんな肩ひじ張らなくてもいいのに。


 カクヨム。


 忙しい時に限って妄想はかどったり。

 隙間時間のほんの少しに読み始めると止まらなくなったり。


 ままならないなあって苦笑い。


「やらなければいけない」


 が、落とし穴。


 人生全般、そんなもんですけどね。


 そんなどうでもいい話。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る