第63話 雑学

 雑学が好きです。


 小学生低学年のころから。


 学研の「ひみつ」シリーズとか、小さくて分厚いムックの雑学本とか、読み漁っていました。


 専門的なものに入る一歩手前。

 入門編。

 総覧そうらん的ではあるけれど。

 やさしくて、おもしろくて。


 そう、純粋におもしろい!

 世界を広げてくれる!!


 新たな視点もあり。

 通説を否定する提示もあり。


 そんな見方もあるのか!

 教科書以上の、そんな発見があったのか!


 と、驚かされることもしばしば。


 雑学、あなどりがたし。


 手軽に知的欲求を満たしてくれます。


 今なら、文庫本や新書。

 それも出来るだけ最新のものを。

 本来変わることのないはずの歴史でも、科学の進歩や新たな史料の発見でどんどん「歴史」は塗り替えられるからです。


 テレビ番組でも雑学系は好きですね。

 テレビだとなおさらテンタメに徹しておもしろく、興味深く、笑いと感心をもって固定観念を砕いてくれます。


 本でも、テレビでも、根拠や引用がはっきり示されているのを選びます。

 その意味では、ネットはあまり……。

 たとえ雑学でも、都市伝説のように根拠のないものは知識として使えません。


 巻末に参考図書、論拠となる文献、資料があるとなおよし!


 資料って、時々どう集めればいいかも分からないときあるじゃないですか?


 そんなときにも雑学系の本は役に立ちます。


 総覧の中のどれか一つにでも興味を引かれてもっと深く知りたいとなれば、今度はその参考図書から専門知識へと入るのです。


 進路選択にも雑学や、そこからの勉強は役立った?


 いやあ、そこまではどうかなあ。


 創作の幅が広がったのは間違いありませんけど。


 テレビのクイズ番組の視聴で正解連発、尊敬の目を受けるかも?

 かえって引かれている?


 そんなどうでもいい話。

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