第58話 「カクヨムコン」に飲まれていました

 表題の通りです。


 なんかねえ、皆さんいっぱい「カクヨムコン」に合わせて作品を精力的に出していらっしゃって、自分もと、思い込んでしまったのです。


 そんな必要ないのに。


 そもそも「カクヨムコン」って、直前まで全く知らなかったんです。

 私の目標にあったのは別のコンテストだったのです。


 それなのに……。


 のんびりやろうとした「ひな」が好評で、しかも、


「これ、もしかしたら100話いけるんじゃね? 短編として応募できるんじゃない?」


 と、気付いてしまったのが運の尽き?


 「カクヨムコン」の荒波に「ひな」と共に身を投げてしまったのです!


 どうせなら、この機会に長編も始めよう。

 「カクヨムコン」用に短編も上げよう。


 皆さんの作品も見つつ、応援もしつつ。


 ……って。


 そんなこと、一点集中タイプの私に出来るわけないのに!

 

 準備不足もはなはだしい!


 「カクヨムコン」の空気に飲まれて、強迫観念のようなものさえ感じて、読まなければ、書かなければと自分を追い詰めて、しまいには顔筋痙攣がんきんけいれん、さらにはめまいで倒れて。


 ヨムもカクも、「推し」の応援をすることさえ出来なくなるなんて!


 最も大事な、目指していたコンテスト用の作品さえ、何も手つかずになるなんて!!


 本末転倒、ここに極まれり!!!


 それでも「ひな」は継続。


 最後のほうはけっこう、苦しい状況に陥りましたけどね、ネタ切れで。

 それも「カクヨムコン」に飲まれた一つです。

 もうちょっとのんびり、ゆっくり、じっくりやってもよかったなあ。


 「ひな」はでも、「短編」とは認められず門前払いが関の山。

 一つの物語ではないんですから。

 長編部門なら短編集的な形式でもよかったはずですけど。


 とはいえ、「ひな」はやってよかった。

 100話を目指し、それを達成できてよかった。


 失敗と共に、多くの学びも得ましたから。


 それを出すのはこれからの作品に。


 「カクヨムコン」に飲まれていたとしても、それだけでは終わらない!

 終われない、終わってたまるか!!


 そんなどうでもいい話。

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