第54話 「。」

 文法的な話ではなく、やはりあくまでも個人的な「句点」の使い方なのですが。


 「小説」といっていいものには、句読点、しっかりつけています。

 この「どうでも」のような「エッセイ」でも、ですね。


 そこは文法にのっとっているといえるのですが、例えば詩や散文のようなものの時には意識的に句点(。)打ちません。出来れば、読点(、)もいらないかなと思うときも。


 流れを途切れさせないように。


 風がそよぐように

 穏やかに川が流れるように

 さざ波が連続するように


 読み上げた時のリズムを大事にしています。

 こんなふうに。


 句読点なしのほうが想像力の翼も広がり、そこから情感に訴えられて、豊かな世界を描いてもらえるかなと考えて。


 この「テクニック」とさえいえるやり方は、ここ「カクヨム」様で皆さんの詩や物語から多大な影響を受けたものです。いつものことですね。


 基本を押さえているからこそ、シュールレアリスムやキュビズムも訴えるものが強くなる。

 句読点なしの文章はそれだと捉えています。

 皆さん本当に、うまいですよね。見習うこと、吸収しようとすることばかりです。


 しかし、「カクヨム」様以前から「句点を打たない文章」は、ある場でやっておりました。


 このどうでもいい話、続きます。

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