第53話 公開した作品を改修すること

 結論から言えば、私はそれを肯定します。

 web小説はそれが出来るのが大いなるメリットの一つですから。


 私は元々、孤独にコンテストへ投稿するやり方でした。

 「孤独」というのは比喩ではなく、自分の作品を誰に見せることもなく、自分だけで作り上げ、自分だけで推敲し、締め切り日ギリギリまで粘りつつも、「これでいいだろうか?」と不安持ちつつコンテストへ応募していたものです。


 それが、ここ「カクヨム」様では多くの人に見てもらって、その反応を見て、さらにはコンテストへ応募してからでも、改修できるのです


 どれだけ心強いことか。


 この「どうでも」では意図しない受け取り方をさせてしまって書き直したこともあります。

 私の未熟ゆえですが、その声は貴重なものでした。

 自分の間違いを気付けたのですから。


 もちろん、落ち込みます。書き直しもためらいます。しかし、後悔と懺悔を述べれば、「大丈夫!」「それでいいよ」と許しを、励ましさえ皆さんからもらってしまいます。


 それもまた、web小説の、「カクヨム」様の大いなる温かさでしょう。

 同士の力添えがあってこそ、創作活動を続けられるのですから。


 公開したらもう改修しない、手を付けないとする方もいらっしゃるでしょう。

 それは決して否定しません。否定できません。

 読者目線になれば、「話が違う」と文字通りいきどおる方もいらっしゃるでしょう。

 逆に、「前と後を見られたのはお得!」と受け取ってもらえることも。


 公開後も改修するとは、あくまでも私の考え方です。

 完璧な状態で公開できれば、それに越したことはありませんし、私もそれは常に目指します。

 大きな改修の時はもちろん、近況でご報告します。


 改修を重ねること、それが「歩」のやり方だと、ご理解いただきますようお願いいたします。

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